心理カウンセラーのブログ

親自身の不安やストレスと向き合う方法

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 こんにちは、
 不登校カウンセリングセンターの真鍋良得です。
 不登校の子どもを持つ親として、さまざまな不安やストレスを抱えることは避けられません。
 子どもの未来への心配、自分の育て方への疑問、周囲からのプレッシャーなど、これらは親としての心を重くする要因となりがちです。
 しかし、親が元気でいなければ、子どもを支えることも難しくなります。
 この記事では、親自身の不安やストレスと向き合い、健全な心の状態を保つ方法をお伝えします。


1. 自分の気持ちを受け入れる

 まず最初に、不安やストレスを感じている自分を否定しないことが大切です。
 「親として失格だ」「もっと頑張らなければ」といった自己否定は、状況を悪化させる原因になります。
 不安やストレスは自然な反応であり、それを感じている自分を認めることが第一歩です。

実践のヒント:

  • 自分の感情を紙に書き出してみましょう。「なぜ不安なのか」「何にストレスを感じているのか」を具体化することで、心が整理されます。
  • 感情を誰かに話すことで気持ちが軽くなることもあります。信頼できる友人や家族、カウンセラーに相談してみてください。

2. リフレッシュする時間を確保する

 子どものことを最優先に考えるのは当然ですが、自分自身を犠牲にしすぎると心身が疲弊します。
 定期的にリフレッシュする時間を持つことは、子どもを支えるためのエネルギーを補充するためにも重要です。

実践のヒント:

  • 散歩やヨガ、趣味の時間を意識的に取り入れる。
  • 1日の中で5分でも深呼吸や瞑想を行う。
  • パートナーや家族と家事や育児の負担を分担する。

3. 周囲のサポートを活用する

 親だけで問題を抱え込む必要はありません。
 学校や地域のサポート機関、不登校支援の団体など、さまざまなリソースを活用しましょう。

実践のヒント:

  • 学校のスクールカウンセラーや支援団体に相談する。
  • 不登校の親を対象としたサポートグループやオンラインコミュニティに参加する。
  • 子どもの不登校経験を持つ先輩親の話を聞く。

4. 親自身の学びを深める

 不登校への理解を深めることで、子どもへの接し方や対応策に自信が持てるようになります。
 学びを深めることは、親自身の不安を軽減する効果もあります。

実践のヒント:

  • 不登校や子どもの心理に関する本や記事を読む。
  • 不登校をテーマにした講演会やセミナーに参加する。
  • プロのカウンセラーや心理学の専門家のアドバイスを取り入れる。

5. 完璧を目指さない

 子どもの不登校は、親が完璧であることを求めているわけではありません。
 むしろ、親がリラックスしている姿を見せることで、子どもも安心感を得られるものです。

実践のヒント:

  • 「できることをする」精神で取り組む。
  • 自分を責めるのではなく、「今日はこれができた」と小さな成功を認める。
  • 時にはプロに任せる勇気を持つ。

6. 子どもと一緒に成長する

 不登校は家族全体の成長の機会と捉えることができます。
 子どもと一緒に時間をかけて乗り越えていく中で、親としても新たな気づきや成長が得られるでしょう。

実践のヒント:

  • 子どもの視点を尊重し、共感する。
  • 「完璧な親」ではなく「一緒に頑張る親」であることを目指す。
  • 家族の絆を深める活動(料理、ゲームなど)を楽しむ。

おわりに

 親自身の不安やストレスと向き合うことは、不登校の解決においても大切なステップです。
 まずは自分を大切にし、その姿勢が子どもへの良い影響を与えることを信じてください。
 あなた自身の心のケアが、子どもの未来を明るくする原動力となります。

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