不登校を解決するために親が心がけたい3つのポイント

　こんにちは、
　不登校カウンセリングセンターの真鍋良得です。

　不登校は、親子にとって大きな挑戦ですが、焦らず適切に対応することで、前向きな変化を引き起こすことができます。
　不登校の解決は時間がかかる場合もありますが、親が心がけたい3つのポイントを実践することで、子どもの回復をサポートできます。

1. 子どもの気持ちを尊重し、寄り添う

　不登校の原因は一人ひとり異なり、学校での人間関係、学業のプレッシャー、環境の変化などさまざまです。
　まずは、子どもの気持ちを理解することが最優先です。

• 子どもの声に耳を傾ける
  • 無理に問い詰めるのではなく、子どもが話したいときに安心して話せる環境を作りましょう。
    
• 否定せずに共感する
  • 「そんなことで悩むの？」ではなく、「そう感じるのは大変だったね」と受け止める。
    
• 感情の共有を大切にする
  • 子どもの不安や恐れを一緒に受け止めることで、孤立感を和らげます。
    
    

2. 小さな成功体験をサポートする

　不登校の子どもは自己肯定感が低下していることが多いため、小さな成功体験を積み重ねることが大切です。

• 達成しやすい目標を設定する
  • 例えば、「朝ごはんを一緒に作る」「家の周りを一緒に散歩する」など簡単な活動から始める。
    
• 成功を具体的に認める
  • 「頑張ったね」と漠然と褒めるより、「今日は自分で準備できたんだ」と具体的な行動を認める。
    
• 得意なことを伸ばす機会を提供する
  • 絵を描く、ゲームをする、読書など、子どもが興味を持つ活動を応援しましょう。
    
    

3. 親自身が落ち着いて向き合う

　親の感情や行動は子どもに大きな影響を与えます。
　不安や焦りを抱えることもありますが、冷静でいることが重要です。

• 自分の感情を整理する
  • 「子どもの不登校＝親の失敗」と考えず、必要ならカウンセリングを活用して自分の気持ちを整理しましょう。
    
• サポート体制を整える
  • 家族や友人、専門家などに相談し、孤立せずに対応する。
    
• 子どもを信じる
  • 子どもには成長する力があると信じ、温かく見守る姿勢を大切に。
    
    

最後に

　不登校は親子にとって困難な状況ではありますが、適切に対応すれば必ず道は開けます。
　子どもの気持ちに寄り添い、小さな成功体験を積み重ね、親自身が落ち着いて向き合うことで、子どもが再び自分の道を歩めるようになります。
　一緒に一歩ずつ進んでいきましょう。