心理カウンセラーのブログ

不登校を乗り越えるためにできる小さな一歩

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こんにちは、
不登校カウンセリングセンターの真鍋良得です。

 不登校を経験していると、学校に戻ることが大きな壁に感じることがあります。
 その壁を乗り越えるためには、大きな一歩を踏み出すことが必要だと感じるかもしれません。
 しかし、実際には小さな一歩を踏み出すことこそが、最も大きな変化を生むことがあります。
 今回は、「不登校を乗り越えるためにできる小さな一歩」をテーマに、その具体的な方法を考えてみましょう。

1. 小さな目標を設定する

 不登校を乗り越えるためには、まず「小さな目標」を設定することが大切です。
 例えば、「今日は1時間だけ外に出る」「家の近くの公園に行ってみる」「近所の友達と少しだけ会話をする」など、無理のない範囲で目標を設定しましょう。

 最初から大きな目標を立ててしまうと、達成できなかったときにさらに自信を失ってしまう可能性があります。
 そのため、無理のない範囲で、達成感を感じられる小さな目標を立て、徐々に自分のペースでステップアップしていくことが大切です。

2. 信頼できる人に相談する

 不登校を経験していると、自分の気持ちや悩みを誰にも話せずに孤独を感じることがあります。
 しかし、信頼できる人に相談することは、非常に効果的です。
 友達や家族、カウンセラー、教師など、誰かに自分の気持ちを話すことで、心が軽くなることがあります。

 話すこと自体が大きな一歩かもしれませんが、信頼できる人と心を開いて話すことで、解決の糸口を見つけやすくなることがあります。
 自分の気持ちを誰かに伝えることが、再び一歩踏み出すための力になるのです。

3. 自分を責めない

 不登校の経験を通して、「自分はダメだ」と自分を責めてしまうことがあるかもしれません。
 しかし、どんなに辛い状況でも、自分を責めることは解決につながりません。
 むしろ、自分に優しくすることが大切です。

 「今日は無理に学校に行かなくても大丈夫」「少しでも外に出られた自分を褒めよう」といった、ポジティブな自己評価を心掛けることが、次の一歩を踏み出すための力になります。
 自分のペースで、小さな進歩を重ねることが大切だと意識しましょう。

4. 環境を少し変えてみる

 不登校を続けていると、家の中での時間が長くなり、気分が沈んでしまうこともあります。
 そんな時、環境を少し変えるだけでも気分転換になることがあります。

 例えば、部屋を少し片付けてみる、窓を開けて外の空気を吸う、短時間でも外に出て散歩してみるなど、些細なことでも気分をリフレッシュできることがあります。
 小さな変化が、自分を少しずつ元気にしてくれることがあります。

5. 無理に学校に行こうとしない

 学校に戻ろうとするプレッシャーを感じることもありますが、「いきなり学校に戻らなければならない」と思い込む必要はありません。
 少しずつ、自分のペースで進んでいけばよいのです。

 例えば、最初は学校に行かず、家で勉強してみたり、オンラインで勉強を始めてみたりすることができます。
 学校に行く前に、少しずつ自分のペースで勉強や社会との接点を増やすことが、自信を取り戻す手助けになります。

6. 自分の好きなことを見つける

 不登校を乗り越えるためには、自分の好きなことを見つけることも大きな力になります。
 例えば、読書、絵を描くこと、音楽を聴くこと、運動をすること、映画を見ることなど、どんな小さなことでも、自分が楽しいと思えることを始めてみましょう。

 好きなことをすることで、心が少し軽くなり、無理なく前向きな気持ちを取り戻すことができるかもしれません。
 また、自分の好きなことを続けることで、自己肯定感が高まり、次の一歩を踏み出す勇気を持つことができるでしょう。

まとめ

 不登校を乗り越えるためには、大きな一歩を踏み出すことが必要だと感じるかもしれませんが、実際には「小さな一歩」が大きな力を生むことがあります。
 無理なく自分のペースで、小さな目標を設定し、信頼できる人に相談したり、自分に優しく接することで、一歩一歩進んでいくことが大切です。
 最初は小さなことでも、それが次第に大きな変化へとつながっていくことを信じて、焦らずに自分のペースで進んでいきましょう。

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