なんでそうなるの?
こんにちは、不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。
急に寒くなってきましたね。
不登校のお子さんも、支えている親御さんも、体調には十分に気を付けてくださいね。
冬になり、日照時間が短くなることで、人は気持ちが沈みやすくなります。
気持ちが沈まないように、ウォーキングやストレッチなど、運動を生活の中に取り入れていきましょう。
特に、ウォーキングを朝1時間行うことがおすすめですよ。
幸せホルモンであるセロトニンが出やすいので、気分が沈むことを防ぐことができます。
さて、不登校のお子さんはもちろんのこと、親御さんも納得できないなと思うことがありますよね。
どんなことで納得できないと感じてきましたか?
不登校のお子さんであれば
・宿題を頑張ってやったのに褒めてもらえない
・自分は校則を破っていないのに、クラス全員怒られた
・廊下を走るなと言っている先生が廊下を走っている
などなど、色々ありますよね。
落ち込むのは、不登校のお子さなんが理想としていること、こうしたい、こうなりたい、と思っているようにできていないからなのです。
例えば、授業は静かに聞くべきものだ。とお子さんが思っています。
お子さんがいくら静かに、先生の話を聞きたいと思っていても、クラスメートが元気なメンバーであればどうなるでしょう。
授業に関係する質問でも、手を挙げることなく、いきなり質問するクラスメートがいれば、静かに授業を聞くものだと思っているお子さんにとっては苦痛ですよね。
普段から、静かに授業を受けなさいと言っている先生が、突然質問してきたクラスメートに、当たり前に応えれば、静かに授業を聞くものだと思っているお子さんは、
どうして先生は注意をしないの?
どうして応えているの?
授業を静かに聞いていないよ。
手を挙げて質問していないのに。
と、とても驚くことになりますよね。
授業を静かに聞くものだと思っているお子さんは、
・元気なクラスメート
・言っていることと行動が違う先生
に対して、不快な思いを持つようになります。
この不快な思いは、1日6時間、5日間続くのです。
5日間が1か月、2か月と続くのです。
授業を静かに聞かなくてはいけないと思っているお子さんにとっては、苦痛を感じるために学校に行っているだけになります。
学校に行きたくないと思うようになりますよね。
そして、ある日、学校に行くことができなくなるのです。
不登校のお子さんの親御さんに、親御さんなりのこだわりがあるように、お子さんにもこだわりがあります。
小学生のお子さんだと、自分のこだわりが何なのかうまく説明できないこともあるでしょう。
自分のこだわりに気づいていないこともあるでしょう。
こだわりは、観念(主観的価値観)なのですが、親御さんの観念を受け継いでいることが多いです。
生まれたときから一緒にいます。
親御さんに社会に出るためのイロハを教えてもらっているのですから、こだわりを受け継ぐのも自然なことです。
納得できない、というのもこだわり、観念(主観的価値観)があるからです。
不登校のお子さんと話をしながら、お子さんがどんなことに感情が動かされているのか気にしてみてください。
・どんなときに怒っているのか
・どんなときに泣いているのか
・どんなときに不機嫌になっているのか
そこに、お子さんの観念(主観的価値観)、こだわり、納得できないことへのヒントがあります。
1クラスには30~40名です。
静かに授業を受けることができないからと、クラス全員が不登校にならないのは、それぞれの観念が違うからなのです。
授業は静かに受ければならない。それは守るべきことだ。という観念を
授業は静かに受けなければならないが、授業に関することなら活発に意見を出したほうが楽しい。理解が深まる。
という観念に修正すると、どうなるでしょうか。
授業を静かに受けなければいけないのに、受けないクラスメートにも、静かに受けなさいと言いながら、注意しない先生にも、納得できていなかったことが、
授業を活発にしていることだからいいこなんだな、と納得できることになるのです。
納得できるということは、苦痛にならないので、学校に行くこと、授業を受けることが平気になりますよね。
不登校のお子さんの納得できないを見つけて、修正していきましょう。
観念については、不登校カウンセリングセンターの心理カウンセラーのブログでも、色々な角度から説明をしているので、ホームページの「検索するテキストを入力」に「観念」と入力して検索してみてくださいね。
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一人で苦しまないでください。
いつもで、不登校カウンセリングセンターの心理カウンセラーが寄り添うことを覚えておいてくださいね。