こんにちは、
不登校カウンセリングセンターの真鍋良得です。
お子さんが突然「学校に行きたくない」と言い出したら、親としてとても心配になりますよね。
不登校の兆候は、必ずしも一度に明確に現れるわけではありません。
だからこそ、普段から子どものサインに気づくことが大切です。
この記事では、不登校のサインを見逃さないためのポイントと、親としてどう対応すべきかをお伝えします。
1. 小さな変化に気づく
子どもが発する「助けて」のサインは、日々の行動や言葉の中に隠れていることがあります。次のような変化が見られたら要注意です。
- 朝起きるのを嫌がる、準備に時間がかかる
以前はスムーズだった朝の準備が、急に時間がかかるようになった場合、学校への抵抗感がある可能性があります。 - 体調不良を頻繁に訴える
「お腹が痛い」「頭が痛い」といった症状を訴えることが多くなったら、心理的なストレスが原因かもしれません。 - 笑顔が減る、無気力になる
楽しそうにしていた子どもが無表情になったり、好きだったことへの興味を失ったりするのは、ストレスや不安の表れです。
2. 学校のことを避けるような発言や行動
子どもが学校について話したがらない場合、それはサインの一つかもしれません。
- 友達の話をしなくなる
友人関係でのトラブルが原因で、不登校につながることがあります。 - 学校の話題を避ける、嫌がる
話題が変わるたびに「学校」というキーワードを避けようとする場合、何らかの原因が隠れているかもしれません。 - 提出物や宿題に無関心になる
学校への意欲を失うと、課題に取り組む姿勢がなくなることがあります。
3. 家庭での態度や行動の変化
家庭での態度が普段と違う場合、学校でのストレスを家庭に持ち込んでいる可能性があります。
- イライラや攻撃的な言動が増える
学校での悩みを家庭で表現することがあります。 - 部屋にこもる時間が増える
家族と関わらず、1人で過ごす時間が多くなることもサインの一つです。 - 夜更かしや睡眠の質の低下
不安やストレスで眠れなくなり、朝起きられないことに繋がる場合があります。
親が気をつけるべきこと
- 否定せず、話を聞く
「どうして行きたくないの?」と詰め寄るよりも、「何か困っていることがある?」と優しく声をかけてください。子どもが安心して話せる環境を作ることが大切です。 - 学校や先生と連携する
子どもの様子が明らかに変わった場合は、担任の先生に相談してみましょう。学校でも何らかの兆候が見られるかもしれません。 - プレッシャーをかけない
「学校に行かなければならない」というプレッシャーは逆効果です。「休んでもいいんだよ」と伝え、心の負担を軽減しましょう。 - 専門機関に相談する
長期化する前に、心理カウンセラーや不登校支援団体に相談することで、適切な支援が受けられることがあります。
まとめ
不登校のサインを見逃さないためには、子どもの小さな変化に気づき、温かく寄り添う姿勢が大切です。
「なぜ学校に行かないのか」ではなく、「どんな気持ちなのか」を理解しようとすることが、子どもにとって安心感を与えます。親子で一緒に問題を乗り越えるために、焦らずサポートしていきましょう。
何をすればいいのかわからない、子どもに対してどのように接したらいいかわからないという時は、ぜひカウンセラーに相談してみてください。。