こんにちは、
不登校カウンセリングセンターの真鍋良得(まなべりょうえ)です。
お盆や正月に家族で帰省しようとする時、不登校の子どもがどうしても行きたがらない、ということがあります。
車での帰省なら多少時間が遅くなってでも、少し待つこともできますが、電車や飛行機だと予定した時間に家から出られないとどうしようもありません。
どうしても家から出られなければ、車での帰省もできなくなってしまいます。
子どもが家から出られないという時、無理に連れ出そうとしても簡単には動いてくれません。
まずは、子どもの気持に共感し、無理ならあきらめるという気持ちを親が持つことです。
新幹線を予約している、実家の祖父母が待っている、親戚が集まることになっている、親としてはどうしても行きたい理由があるでしょう。
兄弟がいて帰省を楽しみにしていれば、家から出られない子どものために、他の子も行くことができなくなってしまいます。
ただ、そういった親や周りの人の事情は一旦置いといて、「今回は帰省しなくてもいい」という覚悟で、全力で家から出られない子どもの気持に寄り添いながら話を聞いてあげることが大切です。
そうすれば、子どもは出かけられるようになりやすいです。
もし、どうしても今回は無理だとなれば、子どもを責めたり、悲しんだりせずに、不可抗力だと思って対応しましょう。
台風や自然災害、病気などでどうしても予定がキャンセルになることがあるのと同じで、今回は行くことができなかったということで、誰のせいにもせず、事実だけを受け入れるようにすれば、それも一つの想い出になります。
何をすればいいのかわからない、わが子に対してどのように接したらいいかわからないという時は、ぜひカウンセラーに相談してみてください。