心理カウンセラーのブログ

心の傷(トラウマ)は治る!

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こんにちは!
不登校カウンセリングセンターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。

不登校の原因の一つに、
学校で何度も悪口を言われた等のいじめにあったということがあります。

何度も悪口を言われたことで傷つき、トラウマになってしまうことがあるのです。

トラウマとは大きな精神的ショックや恐怖が原因で起こる心の傷のこと。精神的苦痛、心的外傷とも言います。

トラウマの記憶は通常の記憶とは違い、フラッシュバックに代表されるような苦痛かつ鮮明な記憶です。特徴としては、思い出したくないのに思い出そうと思ってもいないのに勝手に思い出されてしまうことです。そして、思い出されたときに当時の感情が再体験されるのです。

この再体験を繰り返すことによって、

「私はなにも悪いことしてないのに、なんで私があんなこと言われなきゃいけないの?」
「なんで私ばかりいじめてくるの?」
「あんな言葉を使うなんておかしい!」

と悲しみや怒りの感情でいっぱいの被害者になったり、

「あのとき私がああしていなかったらこんなことにならなかったのかな」
「私がダメだからこんなことになちゃったのかな・・」

と後悔や自責の念にさいなまれてぐるぐる反復思考になって苦しみが増幅していくのです。

ただ、トラウマの記憶は適切に処理していくことで、通常の記憶のように再体験の症状がおさまってくるようにコントロールすることができるのです。

トラウマ記憶を通常の記憶にする方法

心の傷を処理するために大切なことは、親であるあなたがお子さんの感情をしっかりと受け止めてあげることです。

心の傷なので、親御さんの中には「早く忘れさせてあげたい」と思ったり「思い出させない方がいいんだ」と思う気持ちもあるかもしれません。無かったことにしてしまいたいと思ってしまう方もいらっしゃると思います。

でも、思い出さないようにしたり、無かったことにしようとしても、お子さんの苦しみは消えないのです。

気持ちに無理に蓋をしている状態なので、ふとした瞬間に蓋があいてしまい、抑圧されていた苦しみを再び思い出すことになるのです。

ですから、お子さんの苦しいトラウマ記憶を正常な記憶に近づけてあげたい親であるあなたがすることは、お子さんの話にしっかりと耳を傾けて、苦しかった経験を吐き出させてあげることです。

そして、「それはイヤだったね」「悔しかったね」「辛かったね」と全身全霊でお子さんの気持ちを受け止めてあげてくださいね。

親に気を遣ったり、親に心配かけてはいけない、親にみじめな姿をさらしたくない、などと考えて親御さんに話をしないお子さんもいます。

そういう場合に親御さんが気づくことができたら、親御さんから歩み寄って話を聴いてあげてくださいね。

ちゃんと自分の気持ちを受け止めてもらえたとお子さんが感じることができれば、お子さんの気持ちが癒され、自分を信じて次のステップへ進む力につながっていきます。

トラウマになりやすいお子さんはストレス耐性が弱い傾向にあるので、ストレス耐性を強くすることもできるといいですね。

あなたの幸せになる子育てを応援しています。

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