心理カウンセラーのブログ

親が子どものことを心配しすぎるのは、実は○○のため!?

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こんにちは!
不登校カウンセリングセンターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。

子育て中のあなたは、子どものことを心配しすぎていませんか?
そして、無意識のうちにコントロールしようとしていませんか?


・学校の勉強をきちんとやる子になってほしい
・友達づきあいがうまくできる子に育ってほしい
・将来は自立した大人になってほしい
・宿題をちゃんと提出してるかしら
・忘れ物しないようになってほしい

このように子育てに心配はつきものですよね。
心配事は子育てをしていれば、たいてい起きるものです。

ただ、親は子どものためを思って心配しているのかもしれませんが、あまりにも子どものことを心配しすぎているのは、よくない状態です。なぜなら、親が子どもを心配しすぎているのは、子どものためではなく自分のため・親自身のためだからです。

たとえば、「勉強することはあなたの未来にとってどんな可能性を見出せるか」ということを子どもにアドバイスすること、そのアドバイスを受け入れるかどうかを子どもに選ばせている状態であればよいのです。でも、子どもに「勉強しなさい」と口うるさく言うことが親の役目だと思い込んで言っているのであれば、それは子どものためというよりは親自身・自分自身のために言っているのです。

そして、子どもが言うことをきかないから、親の思い通りにしたいのでさらに言う。悪循環です。

それよりも「うちの子は大丈夫」と、子どもを信頼してあげることが大切です。

信頼というのは、今できていなくても関係ありません。たとえ過去失敗したことがあっても、条件をつけることなく、”これから失敗することがもしあったとしても、うちの子はそれを乗り越える力を持っている”と信じることが信頼です。

子どもを信頼することは、なにもしないことではありません。必要な親の意見を伝えたり、アドバイスしたり、やってはいけないことを教えることは大切です。

親が子どもを信じられないということは、実は親自身が自分のことを信じられていないのです。

なので、わが子に対しても信じることができなくなってしまうのです。

や「あれをやりなさい!」「これをやるべきだよ」と、子どもに対して指示が多くなってしまっている状態は、親が精神的自立をしていないからです。子どもを心配することを通して、子どもの成績やできていることなどで補って、自分を保とうとしているのです。

親が自分に自信を持って、精神的に自立をしていけば、子どものことを心配しすぎず、良い親子の関係を結ぶことができるようになっていきます。

親であるあなたは、子どものことを心配しすぎていませんか?
親であるあなたは、子どもが失敗から学ぶ機会を奪っていませんか?
親であるあなたは、子どもと良い人間関係ができていますか?

親であるあなたは、「子どもを一人の人間として大切にすること」ができていますか?

子どもも一人の人間です。自分の頭で考えて行動することで経験を積んで成長していきます。

失敗するかもしれないけれど、そこから学んでいく力を持っている。子どもの可能性を信じて、手出し口出ししすぎないように気をつけて、子どもの成長を見守っていきましょう。

親子で幸せになる子育てを応援しています。

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