心理カウンセラーのブログ

本当はどうなりたいの?

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こんにちは。不登校カウンセリングセンターの阿部由香里です。

自分は本当はどうなりたいの?と考えたことはありませんか。

思いどうりにならない自分のことを考えると、不登校や登校しぶりのお子さんは心の葛藤のなか、堂々巡りすることがあります。これは、不登校や登校しぶりのわが子に悩んでいる親御さんでも、誰でもあるのではないかと思います。

本当はもっと学校の友達と、男女関係なくたくさんおしゃべりしたかった。

素の自分を、何も気にせずにさらけだして笑っていたかった。

やったことないことにでも、たくさんチャレンジしてみたかった。

でも、行動ができなかった。そうなれなかった。その理由は?

人から嫌われるのが怖い。さらけだしてバカにされたら恥ずかしい。親からやめなさいと言われる(に決まっている)。そもそも、今の自分とかけ離れたことをするのは面倒くさい。変わりたいけど変わりたくない気持ちがある。

こんな理由、言い訳のような言葉が出てきたりしませんか。

もし、「今の自分は思い切りやれている」と思っているのなら後悔はないと思います。やって失敗した後悔よりもやらなかった後悔の方が残りますからね。

もしあなたが、やりたいのに行動できないと思っていることがあるのなら、そこはしっかりと掘り下げてみましょう。なぜ、できないのか。その理由は、本当にできない理由なのか。

自分はうまくできない、得意ではない。➡人と比べている。人から評価されない自分を受け入れられない。

その理由の中に、他人軸で判断していることはありませんか。

人より劣っているから。一体誰と比べているのでしょう?過去の自分と比べることはできますが、人と比べることは意味がありません。上には必ず上がありますから。きりがないのです。人と比べるために自分の基準を作ることに意味があるでしょうか。それよりも、今の自分を受け入れて次にどうすれば?と考えることで意欲がわいてきます。

誰に好かれるか、嫌われるのかは、他人の感情なので操作することはできません。あなたを嫌う人もいれば、好きになる人もいます。誰からも嫌われたくないのであれば、何も目立つことはせず、存在感を薄くするしかないです。それであなたは幸せでしょうか。ここで本当に納得することができないと、何度も繰り返して、またいつか同じことを考えることになるでしょう。

自分を受け入れるためのポイントは自分と同じ程度、他者を大切にすること。

自分が本当はどうなりたいのか。今の自分の現状を心の底から受け入れて、それでもこれが自分だよねと認めてあげてください。人を見てうらやましいと思ったりするのは本当はそうなりたいと思っているから。そんな自分を丸ごと素直に受け入れられるようになると、心の葛藤が晴れてきます。

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