心理カウンセラーのブログ

学校に行かなきゃと思うけど、行けない…

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こんにちは、不登校カウンセリングセンターの神谷今日子です。


多くの子どもは、不登校になると「学校に行かなきゃ!」と言いつつ、なかなか身体が動かない…学校に行こうとすると苦しくなる…といったことが起きますよね。

頭では、学校に行かなきゃ!と思っているのに、身体や心はそこに一致しないという感覚です。


私たち大人も、そういった感覚はありますよね。

この仕事をやらなきゃいけない!と思っているのに、つい後回しにしてしまう…。

ダイエットしなきゃ!と思っているのに、なかなか食欲のコントロールができない…。


こんな時、どう対応していったら良いのでしょうか?

今日は、そこについて取り上げていきたいと思います。


頭だけでなく、身体や心にも注意を向ける。


不登校の子どもも私たちも、こんな時は、頭ばかりに注意を向けて、身体や心には注意を向けていないということが多いです。

こうするべきだから!こうでなくてはいけないから!といった、頭の命令だけに注意を向けて、身体や心をないがしろにしているのです。


こんな時は、まず、身体と心にも注意を向けることが大切になります。


例えば、子どもと会話をしている時に、頭で考えていることがいっぱい出てくることは多いですよね。

「学校に行かなきゃ!」
「勉強遅れてしまう!」
「これしなきゃいけないのに!」…etc

子どもが、一通り頭で考えていることを話し切った後に、「そう考えるとどんな気持ちになる?」といった風に、気持ち(心)にも注意を向けるように問いかけてみるのです。


最初は、「わからない」と言われることも多いかもしれません。
ずっと、心に注意を向けずに、頑張ってきた子こそ、このようになることが多いです。
(そして、不登校の子どもの親御さんも、そのように頑張られてきた方が多いです)

「わからない」と言われても、できるタイミングで、問いかけを繰り返していくことで、少しずつ、子ども自身も心が見えてくるようになります。

「焦っちゃう」
「不安になる」
「辛い」

このように、心を知ることで、少しずつ、あぁこんなことで悩んでいたんだと気付くことができるようになっていきます。


気持ちに注意を向けるのが難しい場合、身体に注意を向けても良いです。
「そう考えると、どんな感覚になる?」と問いかけてみるのです。

「胸がもやもやする」
「背筋が固くなる感じ」
「頭が痛くなる」

このように、身体の反応も知ることで、少しずつ、自分は思っていたんだ、と身体の感覚を通して、気付くことができるようになっていきます。


気付いて、受け入れた先に変化がある


こんな風に、身体や心も気付いて、受け入れられるからこそ、変化をしていくことができるようになります。

焦りや不安を改善するには、焦りや不安に気付き、その気持ちがあることを受け入れることで、ようやく改善へと向かっていけます。
気付いておらず、受け入れることもできない状態では、なかなか改善はできません。

身体も同じで、身体が動かないことにも気付いて、それを受け入れることで、改善へと向かっていけます。


ですから、頭だけでなく、身体や心にも向き合っていくことが、改善の初めの一歩として大切になります。

カウンセリングで、話を聴くこと(傾聴)を重視するのは、これが根底にあるからですね。


私たちは、つい頭で考えて、頭で判断し、頭に向けてアドバイスをすることも多くあります。

頭だけになると、どうしても、心や体に歪みが生じてきます。
こうあるべき!こうせねば!という主観的な思い込み(観念)が頭の命令の最たるものですね。


ということで、こうしなきゃ!と頭に囚われている場合は、心と身体にも意識を向けるように問いかけをしてみましょう。

では、今日は、心理カウンセラーの神谷今日子がお送りしました。

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