こんにちは。
不登校カウンセリングセンターの真鍋良得(まなべりょうえ)です。
あなたの子供が「学校に行ってもほとんど誰ともしゃべらないし、いつもひとりぼっちだし、学校に行く意味なんてあんまり感じない」と言ったら、どのような言葉をかけますか。
「しゃべらないと言っても一日中全然誰とも口をきかないわけじゃないんでしょ。」
「学校は勉強するところなんだから、誰かとしゃべらなくても、勉強さえしてればいいよ。」
「しゃべりたかったら自分から積極的に話しかければいいでしょ。」
「大丈夫、そのうち友だちができるよ」
こういった言葉をかけていませんか?
子どもがネガティブな感情を言葉にしたとき、そのネガティブな感情にそのまま共感してあげると、子どもは「親は自分の気持ちをわかってくれる」と感じることができます。
親は子どものためを思い、解決策を提案したり、励ましたり、正しいことを教えたりしがちです。
それが悪いわけではありませんが、その前に、子どもの言葉をそのまま受け取ってあげることが大切です。
「そうか、いつもひとりぼっちで学校に行く意味があまり感じられないんだね」といった風に子どもが言葉にした気持ちをそのまま受け取って共感してあげると子ども気持ちが落ち着きます。
親が子どもの気持ちに寄り添い、共感することで、子どもは安心し、自分に自信を持てるようになります。