心理カウンセラーのブログ

過剰適応から不登校になる

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こんにちは!
不登校カウンセリングセンターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。

子育て中のあなたは、
子どもの不登校の原因に、発達障害がかくれていることがあることをご存じでしょうか?

発達障害の特性があることに気づかずに、


普通はこうだから

みんなできるから

というように、親や教師など周りの大人から、みんなと同じようにやるように言われることによって、過剰適応の状態になってしまっていることがあります。

過剰適応とは、周囲の大人の期待に応えるために、自分が本当にやりたいことを過剰に我慢して、他人と合わせることばかりを優先してしまう状態のことです。

本人はいい子を演じているので、周囲の大人から見れば一見問題ないようにみえますが、本人は大きなストレスを抱えているのです。


まわりと同じようにしなくてはいけない

これは普通、当たり前にできることだから・・・

というような言葉がけを発達障害の特性のある子どもにして、平均的にできることを強要したり定型発達を目指させるような養育をしていると、子どもが過剰適応を起こし、発達障害の特性と周囲の環境のミスマッチで、大きなストレスが生まれ、本人のこころや体に様々な不調が出ることがあるのです。

結果として。発達障害の2次障害として不登校ということにつながることもあるのです。

子どもが過剰適応にならないために親や教師など周囲の大人が気をつけることは、

子ども大人と同じ価値を持った一人の人間として尊重する考え方を持つことです。

子どもには子どもの考え方があることに気づきましょう。過剰適応になってしまう子どもは自己主張が苦手です。

でも、主張しないだけで、子どもには子どもの考え方や価値観があるのです。子どもは大人から見ると経験が少ないために、まちがえることもあるでしょう。でも、子どもは失敗の経験から学んでいく力があるということを信じて、余計な口出しはしないで見守ることは大切なことですよ。

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