こんにちは!
不登校カウンセリングセンターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
子育て中の親をしているあなたは、
わが子のことを信頼していますか?
たとえば、わが子は不登校になったことがあるけど、
原因となることを乗り越えて学校に今は通っている、としたら、
もしかして、また不登校になるかもしれない・・・
という心配をしているかもしれませんね。
わが子が学校で友だちとうまくいかなくて、
ちょっと学校に行くのが億劫に感じられているときに、
朝になるたびに「学校に行きたくな~い」と言ってため息をついていたり、
学校に行ったり行かなかったりをくり返す五月雨登校の状態になっているとしたら、
社会に出てやって行けるのだろうか・・・?
と心配になることはありませんか?
わが子のことを心配ばかりしていると、
その心配な気持ちはわが子に伝わります。
そうすると、
親は自分のことを信じてくれないと子どもは感じてしまうのです。
そうすると、ますます子どもは自分に自信がなくなっていくという負のループに入ってしまいます。
そうならないために大切なことは、
子どもを信頼することです。
『信用』ではなく『信頼』です。
参考:子どもを『信頼する』ということ 心理学でいう『信頼』と『信用』の違い
『信頼』とは、
この子はこれから失敗することもあるかもしれないけど、
できるようになる力を持っている、
と、子どもの可能性を含めて信じること。
今親をやっているあなたも、子どものときにいろいろな経験をしてきて今のあなたの存在があるのではありませんか?
子どものときに、友だちうまくいかなくなった経験がない人がいるでしょうか?
子どものときに、不登校にならなかったとしても(子どものときは不登校という言葉ではなかったかもしれませんね。)『学校に行きたくないな』と思ったことはなかったでしょうか?
子どものときに、『親はわかってくれない!』と思ったことはないでしょうか?
もし、自分の中で、『子どものことが心配な気持ちが大きくなってきたな』と感じたら、
自分が子どものときのことを思い出してみてください。
イヤだったこともあれば、楽しかったこともある。
傷ついたと感じたこともあれば、愛されていたんだなと感じたこともある。
そんな様々な経験をしてきて、いまあなたはここに存在しているのではありませんか?
子どものことを信じてください。信頼してください。
子どももこれからもまだ、様々な経験をしながら成長している途中なのです。
子どものことを信頼して、子どもの可能性を信じてくださいね。