不登校カウンセリングセンター
真鍋良得です。
子どもが不登校になった時、親が仕事をどうするか、という問題が起きることがあります。
子どもが中学生以上だと一人で家にいても大丈夫でしょうが、小学校低学年だと一人で置いておくわけにもいかないし、ということになります。
近くに祖父母や親族などがいて助けてもらえればいいのですが、頼める人が誰もいない時には困ります。
不登校になった当初は仕事を休むことができたとしても、長引いてくると、仕事を辞めざるを得ない、ということもあります。
どうするのがいいのかということは、家庭によって事情は様々ですので一概には言えませんが、一番に優先するのは子どもの安全ではないでしょうか。
何よりも大切なのは、子どもが安心安全な場所にいられることです。
その上で、どうすれば良いのかを考える必要があります。
仕事をやめるとたちまち経済的に困窮する、ということもあるでしょうが、学校に相談する、役場の子育て支援の窓口に相談する、カウンセラーに相談するなど、1人で悩みを抱え込まず、勇気を出して誰かに話をしてみると、何らかの解決方法が見つかることもあります。
わが家でも子どもたちが小学校低学年から不登校になり、近くに親族も友人もいなかったので困りました。
子どもたちは学校に行く気配が全くなかったので、妻が仕事を辞め、その後妻が仕事に復帰して私が仕事を辞めました。
子どもが元気でさえいてくれれば、あとは何とかなると思います。
今は在宅でもできる仕事が増えているので、家でできる仕事を探してみるのもいいでしょう。
そして、大事なことは、仕事を辞めることになっても、それを子どものせいにしないことです。
子どもが学校に行けない、大人が家にいなければならない、では、どうするのか、というその方法を考えるのです。
状況を冷静に受け止め、子どもの気持を大切にしながら、解決方法を考えていきましょう。