心理カウンセラーのブログ

頑張りすぎの不登校を経験者が語る!

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こんにちは、不登校カウンセリングセンターの神谷今日子です。

不登校や不登校の傾向にある子どもの中は、自分ですべて背負い、頑張りすぎてしまうことがあります。

こんなこと聞いたら、いけないんじゃないか?

こんなこともできない自分はダメなんじゃないか?

これくらいできなければいけない。

このように考え詰めて、人に頼れず、頑張りすぎた結果、無気力になったり、不登校になってしまうのですね。
大人でもこういった状況になるのは、辛いですよね。

確かに自分で考えて何かをすること・何かを成功させることは大切です。
ただ、何事もバランスが大切で、完璧主義になると、頑張りすぎるか・無気力になるかのどちらか極端になりやすくなります。

今日は、頑張りすぎの不登校の子どもを持つ親御さんにできることをお伝えできればと思います。

1.誰しも完璧ではないことを伝えていく


まず、誰しもが完璧ではないことを伝えていくことです。

例えば、親御さんであるあなたが、今日、「こんなことで失敗しちゃって~」と、失敗エピソードも包み隠さず話してみるのです。

そうすることで、不登校の子どもは、「親でもこんなことがあるんだ。こんなことがあってもいいんだな。」と思い、完璧ではなくても大丈夫なんだという安心感を生むことができます。

失敗を子どもに話すなんて恥ずかしい…と思った親御さんにこそやっていただきたい方法です。
親御さんの様子を見て、不登校の子どもも完璧主義になっている可能性があるからです。

2.不登校の子どものありのままを受容していく


そして、何かができてもできなくても、失敗しても成功しても、不登校の子どものありのままを受け入れていくことです。

受け入れてしまったら、成長がなくなるんじゃないか?ずっと学校に行かなくなるんじゃないか?と思う親御さんもいらっしゃいますよね。
その気持ちもとてもよくわかります。

ただ、受け入れないまま、変えていくことはできません。

まずは、不登校になった子どもの現状、そして、不登校の子どもが抱えている不登校の原因(悩み)をありのままに受け入れていきます。

そこから変化が始まるのです。

当センターでは、不登校の現状やお子さんの自我の状態(性格)などを知ることができる心理検査を実施しています。

こういった検査を通して、ありのままのお子さんを見ていき、不登校の原因を把握・改善していくことが可能になるのです。

3.本当の目的に気付く


頑張りすぎな子どもの場合、手段が目的になっている可能性もあります。

例えば、将来幸せに生きていくための勉強なのに、テストで良い点数を取ることが目的になってしまい、100点でなかった時に、無気力になって、不幸になってしまう…ということが起きてくるからです。
本末転倒になってしまうのですね。

「本当の目的は何なのか?そのための手段として、今これをやっている。」と意識をすることで、頑張りすぎを防げますし、目的達成までに遠回りすることも減っていきます。

親御さんも、お子さんがなぜ、今、これをやるのか?を一緒に確認する時間を設けてみるのも良いですね。


今回は、頑張りすぎな不登校をテーマにブログを書きました。

実は、私も高校生の時、頑張りすぎの不登校でした。
今回書いたことは、昔、私が私にできなかったことであり、これらができたことで心が回復したことでもあります。

子どもで居られる期間は短いです。
ぜひ、不登校を解決し、親子で明るい未来を過ごしてください。
私たち心理カウンセラーはそのガイドをおこなっております。

ということで、今日は心理カウンセラーの神谷今日子がお送りしました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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