こんにちは。不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。
不登校のお子さんは、今、どんな状態にいますか?
不登校のお子さんの親御さんは、どんな心理状態になっていますか?
お子さんが、不登校の6段階のどこにいるかで、お子さんも状態も、親御さんの心理状態も変わってきますよね。
親御さんには、どんと構えて、親の私が幸せでいよう、という気持ちでいてほしいです。
不登校のお子さんには、成功体験を沢山してほしいと思っています。
不登校のお子さんのほとんどは、とても傷付き苦しんでいます。
そして、学校に行けない自分を責めています。駄目な人間と思っています。
ですので、不登校のお子さんは、自分に自信を失っています。自己肯定感が低くなっています。
では、どのようにすれば、失った自信が取り戻せるのか。自己肯定感を高くすること、取り戻すことができるのか。
それは、成功体験を沢山することです。
・できないと思っていたことが出来た!
・昨日よりもできるようになっている!
・難しいと思っていたことが、簡単にできるようになってきた!
こういった体験を重ねていくことが、とても大切になってきます。
例えば、
昼夜逆転の生活をしている子の生活リズムを整えようとします。
さあ、今日から生活リズムを整えるよ。昼間は眠らないで。20時になったら眠りなさい。と言っても、いきなりはできないですよね。
親御さんが強引に進めたとしても、お子さんは出来なくて落ち込んで、自信を失っていく一方です。
これでは、不登校を悪化させることになってしまいます。
失敗しないようにするには、少しづつ時間をずらしていくことです。
2時に眠って10時に起きるというリズムなら、1時半に眠って9時半に起きる。というように、30分ずつずらしていくのです。
お子さんの様子をみながら、15分ずつでも大丈夫です。
お子さんの取り組みやすいようにして、出来た!!という成功体験を増やしていきましょう。
勉強の場合であれば、いきなり、学校に行っている時間は机に向っているようにと言っても、それは出来ないでしょう。
すると、やっぱり出来ない。駄目な人間なんだ、と自信を失っていくことになります。
そこで、1週間は、毎日10分机に向ってみる。次の1週間は15分。次の週は20分。というようにスモールステップで進めていきます。
勉強の内容も、お子さんが必ずできると思う簡単なことからやっていきましょう。
これで、お子さんは、出来た!という成功体験を沢山していくことになるのです。
塵も積もれば山になる、という諺になぞらえるなら、
小さな成功体験の積み重ねは大きな自信につながる。です。
大きな自信は、自己肯定感につながり、学校に行くための第一歩を大きく後押ししてくれます。
そして、親御さんが笑顔で見てくれていれば、お子さんは大船に乗った気分で安心することができます。
その安心は、更に自信をつけることにつながります。
親御さんは、1日でも早く学校に行けるようになってほしい、というお気持ちですよね。
急がば回れです。
いつまで回るんだろう、と思う親御さんは、親御さん自身がとても疲れているのだと思います。
そんな時は、親御さん自身がゆっくり休んでくださいね。
毎日、5分でいいので、ご自身の時間を取って、ホッと一息入れてくださいね。
不登校カウンセリングセンターの水野幸子でした。