こんにちは、不登校カウンセリングセンターの神谷今日子です。
あなたは、不登校の子どもの過敏性腸症候群にお悩みではないですか?
過敏性腸症候群とは、検査では腸に異常が見られないのに、下痢や便秘、腹痛、お腹の張りが続く状態のことです。
実は、私自身も、不登校の経験があり、そのときに過敏性腸症候群と診断を受けました。
腹痛や下痢で電車に乗れなくなり、緊張すると空気を飲み込むクセもあり、お腹が常に張っている感覚もありました。
今日は、そんな、不登校の原因になりうる過敏性腸症候群の改善方法についてお伝えできればと思います。
過敏性腸症候群の一番の原因はストレス
過敏性腸症候群の一番の原因はストレスと言われています。
ストレスから、神経が過敏になり、腸に異常を起こしているという考えです。
確かに、ストレスを抱えると、下痢をしたり便秘をしたりということが起こることがありますよね。
ですから、過敏性腸症候群の改善には、ストレスの改善がとても大切になるということです。
過敏性腸症候群の改善方法①薬物療法
過敏性腸症候群の改善方法の一つとして、まず、薬物療法があります。
不登校の子どもが病院に行き、過敏性腸症候群と診断された場合、お薬が出されることが多いと思います。
薬物療法のメリットは、飲めばすぐに効果が出るところです。
私も、例に漏れず、下痢や便秘を防ぐお薬を飲んでいました。
飲めば、お通じは改善していきました。
ただ、根本的な解決(ストレスの改善)はできていなかったため、薬をやめれば、またお通じは異常になっていきました。
過敏性腸症候群の改善方法②心理療法
ストレスの改善のために、心理療法を受けるという方法もあります。
例えば、学校のストレス、電車に乗るストレス、など、不登校の子どもは様々な場面でストレスを抱えますよね。
そういったストレスにさらされる度に、腸の異常を起こすこともあるかもしれません。
じゃあ、そういったストレスを避け続ければ良いか?といえば、そうもいかないことが多いですよね。
私も、不登校の頃、電車に乗らない・人目が怖いから外に出ないということをして、ストレスをなるべく避けていた時期がありましたが、そうすると、何をすることもできなくなっていきました。
そんなときに、心理療法は有効な手段です。
学校に行くと激しいストレスを感じる人とそんなに感じない人、
電車に乗ると激しいストレスを感じる人と感じない人
が世の中にはいますよね。
そういったことが起こる原因は、やはり、心(内面)の違いなのですね。
もっと言うと、認知の違いと言えます。
過敏性腸症候群の改善には、認知行動療法や観念修正療法といった心理療法が有効です。
こういった心理療法は内面から変えていくことで、ストレスの原因を根本改善していくことができます。
私自身も、心理療法のおかげで、今では、薬を飲まなくても、穏やかな気持ちで電車に乗れ、外に出かけられるようになり、お腹の異常が起こることもなくなりました。
過敏性腸症候群の改善方法③食事療法
そして、腸のことなので、やはり食事も大切です。
腸活という言葉がはやっていますが、やはり、腸内を整えることで、過敏性腸症候群の改善につながることもあります。
一番大切なのは、合わない食べ物に気をつけるということです。
腸に良いものを摂ることも大切ですが、腸に悪いものを減らす方が、改善は進みやすいのです。
私の例で言えば、
・油っこいもの(揚げ物)
・お菓子
・ラーメン
・乳製品
を控えるようにして、バランスの良い食事を心がけるようにしました。
そうすることで、下痢が減り、お通じの改善につながりました。
ただ、腸に悪いものは絶対に食べてはいけない!腸に良い食事だけをしなければ!と、極端にやり過ぎると、それもまた不登校の子どものストレスになります。
できる範囲で取り組まれてみて下さいね。
私も、時々は揚げ物やラーメンも食べます^^笑
ということで、今日は、不登校と過敏性腸症候群をテーマに、過敏性腸症候群の改善方法について3つお伝えさせていただきました。
少しでも参考になれば幸いです。
では、今日は心理カウンセラーの神谷今日子がお送りしました。