心理士のブログ

一喜一憂しない

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学校に行くと言ったのに、やっぱりいかないんだ

こんにちは、不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。

突然学校に行かなくなったお子さんが、「明日、学校に行ってみようかな」と言ったとしたら、親御さんはどんな気持ちになるでしょうか?

やっと、やっと、やっと、言ってくれた。待ちに待った一言と、とっても嬉しくなりますよね。
思わず涙がこぼれているかもしれません。

当たり前に学校に行っていたころに戻れる。やっと、と言う気持ちがあふれてきますよね。

ここで、気を付けて欲しいことがあるのです。

それは、「明日、学校に行ってみようかな」と言ったお子さんに、親御さんが声を掛ける一言です。

不登校のお子さんは、プレッシャーに弱いです。親御さんの喜びをプレッシャーに感じて、やっぱり行けないとなることもあります。

イメージしてみましょう。
「明日、学校に行ってみようかな」と不登校のお子さんが言ったとき、親御さんはどんな言葉をかけますか?
どんな態度をとりますか?

抑えようとしても、顔には喜びが満ち溢れていきますよね。

嬉しさのあまり、「ずっとその言葉を待ってたよ」と言っているかもしれません。

気が変わらないうちにと「明日の準備しよう」と言っているかもしれません。

喜びを分かち合いたくて「先生に連絡しておくね」と言っているかもしれません。

これは親御さんの喜びの現れ。素直な気持ちですよね。学校に行ってみようかな、と言った不登校のお子さんが少しでも行きやすいようにサポートしていこうという愛情の言葉です。

不登校のお子さんは、プレッシャーに弱いです。

親御さんの喜びが、強いプレッシャーになることがあります。

・行けると言ってしまったけど、本当に行けるのかな

・こんなに親が喜んでいるけど、行けなかったらどうなるんだろう

・親に失望されたくない

・この子はダメな子だと思われたくない

・絶対に行かなくちゃ

と、言う気持ちが不登校のお子さんの中で渦巻きます。

行かなくちゃ、と思えば思うほど、不登校のお子さんにはプレッシャーとなり、両肩に大きな岩がのっているように苦しくなっていくのです。

そして、やっぱり行けない、となることもあります。

行くと言ったのだから、行けるよね。なぜ、行かないの?と親御さんは思いますよね。

親御さんの人生を振り返ってみてください。
子どもの頃、夏休みの宿題を計画通りにやると言ってやれなかったことありますよね。
大人になって、ダイエットしようとして明日からねと延ばしたことありませんか?

言葉で出ても、行動できない、ということはよくあることなのです。

「行ってみようかな」この言葉が出たこと、それだけで十分すごいことととらえてください。

「明日、学校に行ってみようかな」とお子さんが言ったとき、天にも上るような嬉しさが込みあげている時に、どのような言葉をお子さんに伝えればいいのだろう、と思いますよね。

「分かったよ。お母さん(お父さん)はあなたの味方だよ」

と、伝えてあげてください。

不登校のお子さんの言葉を、受け止める。
受け止めたことと、お子さんがどんな状態であろうとお子さんのことを信頼しているよ、待っているよ。という思いを込めた一言です。

不登校のお子さんには、プレッシャーはかかりません。
ずっと応援してくれている。ずっとそばにいてくれる。という安心感が持てます。

安心できればできるほど、動いても大丈夫。動けなくても大丈夫と思えます。

親御さんが子どもの頃、体育で平均台をやりませんでしたか?

平均台の下にフワフワマットがあれば、落ちても痛くないという安心感で大胆に体を動かすことができますよね。
平均台の下は固い床であれば、怖くて歩くこともできないかもしれません。

同じ平均台なのに、安心感と恐怖感では体の動き方は変わってきます。

不登校のお子さんには、親御さんに守らている、愛されているという安心感がとても大切です。
失敗してもフワフワマットが守ってくれるから安全、という安心安全な居場所があることが、行動するためには必要なのです。

ですので、不登校のお子さんの一言一言に振り回されない。一喜一憂しない親御さんでいてください。

人はどうしても、ネガティブなことに目を向けがちです。

「明日行ってみようかな」と言えた一言よりも、言ったのに行けなかったというできなかったことに意識が集中して、落ち込んでしまいがちです。

「明日行ってみようかな」という言葉が出たことが大きな一歩です。

親御さんの期待通りに進まないことは多くあります。
我が子には必要な過程なんだ。大丈夫、全部順調。 という気持ちでいてくださいね。

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