こんにちは。不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。
不登校のお子さん、行きしぶりのお子さんの親御さんは、お子さんの言葉に振り回されていませんか。
・明日は学校に行くよ。
・明日はちゃんと起きるね。
・明日からお手伝いするよ。
明日から、明日から、明日から・・・これを繰り返されると、
分かったよ、明日から行く気になってくれたんだね。という嬉しい気持ちと
どうせまた、理由を付けていかないんだろうね。という気持ちが出てきますよね。
我が子は可愛い。誰よりも可愛い。だからこそ、幸せになって欲しい。
そんな親御さんの気持ちが、お子さんの言葉で一喜一憂していませんか。
お子さんの一言、一言で、気持ちが上がったり、下がったり。
ルートもゴールも分からない、ジェットコースターに、目隠しをして乗っているような感覚ですよね。
まだ朝だというのに、どっと疲れることがありませんか。
そんなときは、親御さんの視野が狭くなっているときかもしれません。
お子さんの人生はまだまだ長いです。
その長い人生の中の、朝の1,2時間に、全神経を集中させているような感覚ではないでしょうか。
お子さんの長い人生を考えて、今、何をしていくのが良いのか考えましょう。
お子さんの長い人生を考えたとき、学校に行く年齢に学校に行くことは、長い大人の時間に向けて、大切な準備期間です。
不登校のお子さんの親御さんは、それが分かっているからこそ、1日でも多く、学校に行かせないと、と思いますよね。
ただ、1日学校に行きました。次の日からまた休みました。次はいつ学校に行くかわからない。
という登校の仕方では、不登校は解決していきません。
逆に不登校のお子さんは、どこかで1日頑張って行けば、しばらくは学校に行かなくてもいいんだと、学習をしてしまいます。
不登校のお子さんの親御さんは、普段の生活で、意識的に、または無意識的に計画を立てて実行していますよね。
仕事に遅刻しないようにするには、何時に起きる。
夕食を食べる時間に合わせて、料理をする。
長期休みがあるから、家族旅行に行くには、○日までには予約をいれたほうがいいな。
不登校のお子さんが、学校に行くようになっていくのも同じなのです。
あるひ突然、行けるようになるわけではありません。
今のお子さんの状態を把握し、スモールステップで計画を立て、実行をしていくことが大切です。
こうすることで、ルートとゴールが見えるようになります。
どのようなルートにするのか、いつ頃をゴールにするのかを、親御さんだけで計画を立てるのは難しいですよね。
そこは、不登校専門のカウンセラーにお任せるのをお薦めします。
ルートが決まっても、ジェットコースターに乗っているような気分になることはあるかもしれません。
でも、ルートもゴールも見えています。
不登校のお子さんと一緒に楽しむと、思うくらいの気持ちでいることで、ジェットコースターは緩やかになっていきますよ。
お子さんと一緒に、空を見上げて深呼吸をしてみてませんか。
不登校カウンセリングセンターの水野幸子でした。