心理士のブログ

子どもの苦しみに寄り添うには

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こんにちは、
不登校カウンセリングセンターの真鍋良得です。

「大丈夫だよ」よりも大切なこと

子どもが「つらい」「苦しい」と打ち明けてきたとき、どう返せばいいのか迷ったことはありませんか?

「元気を出してほしい」
「安心させてあげたい」

そんな思いから、つい口に出てしまうのが「大丈夫だよ」という言葉かもしれません。

けれども、子どもにとってはどうでしょう。
心が押しつぶされそうなときに「大丈夫」と言われると――

「大丈夫じゃないのに、わかってもらえない…」

そう感じてしまうこともあるのです。

子どもの気持ちを“そのまま”受けとめる

子どもが辛さを言葉にしてくれたときに一番大切なのは、気持ちを否定せず、そのまま受けとめることです。

例えば、
「そんなに苦しいんだね。」
「しんどい気持ちでいっぱいなんだね。」

こうした言葉は、解決策ではなく「共感」そのもの。
子どもは「自分の気持ちを理解してもらえた」と感じて、心が少しずつほぐれていきます。

「共感」が子どもの心を変える力になる

ある親御さんは、何度も「死にたい」と口にする子どもに対して、ただ気持ちを受けとめ続けました。

最初は怖くて、不安でいっぱい。
でも「死にたいくらいつらいんだね」と繰り返し寄り添っていくうちに、子どもは少しずつ変わっていったのです。

今では「死にたい」という言葉を口にすることはなくなりました。

親にできる一番のこと

不登校の解決は、すぐに訪れるものではありません。
でも、子どもにとって「わかってもらえた」という安心感は、大きな一歩になります。

だからこそ大切なのは――

「大丈夫だよ」と励ますことよりも、
「つらいんだね」と受けとめること。

その一言が、子どもの心を支える大切な力になるのです。

親の「共感の姿勢」が、子どもにとっての安心の土台になります。

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