心理士のブログ

ネガティブ思考をポジティブ思考へ

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これからどうなるか不安でしかたない

こんにちは、不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。

不登校のお子さんを支えている親御さんの今の心の状態はどんな感じでしょうか?

お子さんが元気に、当たり前に学校に行っていた時の心の状態が100%だとしたら、今の心の状態な何%になりますか?

お子さんが学校に当たり前に行っていたときでも、心配事はありましたよね。

・もっと勉強してほしい

・もっと成績をあげないと

・もっと外で遊んで欲しい

・もっと友達と遊んで欲しい

・ゲームばかりしていて大丈夫

・宿題をなかなかやらない

・好き嫌いが多いのなんとかならないかな

・なんで忘れ物をするんだろう

・なんですぐにプリントを見せないの

などなど、上げだしたらきりがないかもしれませんね。

もしかしたら、学校に行っていた頃の心配事は、なんて幸せな心配だったんだろう。と思われた親御さんもいるかもしれませんね。

お子さんが不登校になったことで、親御さんの心配は

・学校に行けるようになるのだろうか

・学校に行けないままだったらどうしよう

・引きこもったままたになってしまったらどうしよう

・学校に行かないで進学はできるのだろうか

というように、変わっていますよね。

親御さんにとって、当たり前であった「学校に行く」ができない状態なので、心配することが変わるのは当然のことです。

同じようにお子さんのことを愛していて、同じようにお子さんのことを気にかけているのですが、心配事の大きさ、強さが違っていますよね。

当たり前が当たり前ではなくなったときの衝撃は、それだけ大きいということなのです。

衝撃が大きい分、親御さんの思考は、ネガティブ思考に大きく傾いていませんか?

何をするにも、ネガティブなことを考えていませんか?

特に、不登校のお子さんのことでは、ネガティブなことばかり考えていませんか?

・学校に行けないままだったらどうしよう
・将来はどうなっちゃうんだろう
・親の育て方が悪かったのか

と、考えていませんか?

人は、意識をしていように行動をしてしまいます。
人は、意識をしていることに向かっていきます。

不登校のことに意識が向いているから、この不登校カウンセリングセンターのブログを、今見てくださいっています。

お子さんが不登校にならなければ、読むことはなかったですよね。

親御さんがネガティブ思考に傾いていれば、お子さんもネガティブ思考に傾いていきます。

親御さんがポジティブ思考でいこうとしても、お子さんのネガティブ思考に引っ張られてしまうことがあります。

親御さんが当たり前と思っていた学校に行くことが、お子さんができなくなっている状態で、ポジティブ思考でいることの方が難しい。と思いますよね。

私も不登校児の親でした。
何を言っているのでしょうか?
どんなに頑張っても、ネガティブ思考になってしまいます。とどれだけ思っていたことか。

それでも、ネガティブ思考でいるよりも、ポジティブ思考でいるほうがいいですよ、とお伝えするのは、自分の思考が変わった途端に、子どもが「学校に行ってみようかな」と言ったからなのです。

私はすごく焦っていました。
2学期からは学校に行けるようにしたいと感じていました。
担任に、給食止めましょうか。そうすれば給食費をお返しすることができます。と言われてました。
ですが、給食を止めてしまったら、学校に行けた時に給食が無いということになるので、それは避けたいと思いました。

いつ学校に行っても子どもの給食があることが、私にとってのお守りだったのです。

ですが、辛そうにしている子どもを見ていて、じっくり向き合おう。焦らなくてもいい。
と、急に覚悟が決まったのです。
すぐに、学校に電話して給食を止めてもらいました。

なんとかしないと、これからどうしようというネガティブ思考から、ポジティブ思考に変わったんだと今だから言えます。

どうにかなる、なんとかなる、なんとでもなると、子どもの不登校の状態を本当の意味で心から受け入れて、覚悟を決めた瞬間でした。

それでも給食はお守り、と止める行動をしていなかったらどうなっていたか分かりません。
きっと、息子が学校に行きだすのには、もっと時間がかかったでしょう。

給食を止めるという行動もしたことで、私からでていた焦りやネガティブ思考が消えたのです。

子どもは無意識に私からの学校に行ってよ~という圧が消えたことを察したのだと思います。

給食を止めてください連絡をした、2日か3日後、子どもは「学校に行ってみようかな」と言ったのです。

私は、嬉しさと、驚きと、給食止めるって言っちゃったよ~という思いが出ていました。

不登校のお子さんの親御さんが

これからどうしようとネガティブになるのは当然なことです。

今は、どうしようと思っているのだな、と気持ちは受け止めてください。
ネガティブになっちゃだめ、と打ち消す必要はありません。

ここで、お子さんは大丈夫。と信頼して欲しいのです。

人は、その場の雰囲気で変わります。

親御さんも、明るい雰囲気のところに行けば、楽しくなってきますよね。

怒鳴る人いるところに行けば、イライラいしてきますよね。

泣いている人のところに行けば、気分が落ち込んでいきますよね。

ですので、不登校のお子さんを親御さんのポジティブ思考に巻き込んで行って欲しいのです。

ポジティブ思考になる方法として、効果が高いのは感謝をすることです。
ありがとうはとてもパワーが高い言葉です。

眠る時に、お子さんへありがとう、パートナーへのありがとう、ご自身へありがとうとねぎらいの気持ちを伝えてください。

親御さん自身を褒めて眠ってください。

心配しながら眠るのではなく、心地よい状態で眠ってくださいね。

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