こんにちは。不登校カウンセリングセンター水野幸子です。
思い立ったが吉日ということわざがあるように、人の気持ちは、よし!と思ったときに、即実行することがとても大切です。
よし!と思ったときに動くほうが、うまく事が進むことが多いからです。
初めてのお子さんを授かったとき、育児書を片手に、育児書通りに育てようとした経験はありませんか。
育児書通りに、〇ヵ月目はこういうことをする、〇歳ではこれを教えるということがスムーズに進まずに、悩んだことがあるのではないでしょうか。
そんな紆余曲折の育児をしながら、子どもが興味を持ったときにやらせたほうが、どんどん上達しているぞ、と思ったこともあったと思います。
思い立ったが吉日は、子育てにもピッタリな言葉です。
お子さんが興味を持った時に、そのものを体験させる。すると、お子さんはあっという間に上達していきます。
それは、幼少のお子さんに限らず、何歳になっても当てはまることなのです。
不登校のお子さんにも、もちろん当てはまります。
不登校のお子さんはとても傷ついています。
不登校の当初は、自分で傷をいやす気力も、今まで好きだったことをやる気力もないかもしれません。
ですが、時が流れるとともに、どん底にあった気持ちは少しずづ元気を取り戻していきます。
不登校のお子さんが、少しずつ元気を取り戻しているときに、○○をやってみたい。という気持ちが出てきます。
不登校のお子さんが、〇〇をやりたい、と言ったときに、その気持ちを受け止めてあげましょう。
不登校のお子さんがやりたいと言ったことが、親御さんの意に反することであったとしても、まずはその気持ちを受け止めてください。
それが、法律や条理などを犯すことでなければ、出来る限りやりたいことにチャレンジさせてあげてください。
もしそれが、海外に留学したい、という言葉であったとしたら、親御さんであるあなたは、どのように対応しますか。
・不登校で学校に行ってない子が、留学できるわけがない
・英語をしゃべられないのに無理でしょ
・経済的に厳しいな
などの気持ちが出てくるのではないでしょうか。
でも、親御さんの気持ちはひとまず親御さんの胸の中にしまっておきましょう。
・どこに留学したいの
・どんなことがしたいの
など、不登校のお子さんの気持ちを聞いてあげてください。
そして、親御さんの体験談や、人から聞いたことなど、話してあげてください。
お子さんのやりたいという気持ちを、大切にしてあげましょう。
その夢を実現するためには、今、何をする必要があるのか考えていきましょう。
注意してほしいことがあります。
お子さんのことを応援するがあまり、親御さんがお子さんよりも熱心になると、お子さんは逆に気持ちが冷めてしまいます。
あくまでも、応援をするサポーターであるということを、頭に入れておいてくださいね。
やりたいことが見つかってくると、友達を遊びたいな、学校に行こうかな、という気持ちもでてきます。
不登校のお子さんのやりたい気持ちを、大切にサポートしていきましょう。