こんにちは。不登校カウンセリングセンター 水野幸子です。
毎年、毎年、季節の感覚や、天気の動向がわからなくなっていますね。
私の子どもの頃の9月が、どんな天気が多かったか、思い出すことができないのですが、過ごしやすかった。というイメージです。
10年ほど前は、9月でも熱中症になるのではないかというほど暑くて、私の住んでいる地域では、学校の運動会が5月に変更したと記憶しています。
5月の運動会の開催初めての年。運動会の日は天候に恵まれて、とってもとっても暑くて、9月の方が涼しかったのではないの。という話しが、あちこちから聞こえていました。
今は、突然の豪雨や雷雨。たまったものではありませんね。
この変動の多い天気、何かに似ていると思いませんか?
それは、不登校のお子さんの親御さんの心です。
不登校のお子さんの親御さんの心は
・今日は、学校に行くと言ってくれるかな。
・今日は、朝、ちゃんと起きることができるかな。
・今日は、昔のように輝いた目をみせてくれるかな。
そんな期待を不登校のお子さんに持ちますよね。
でも、お子さんは動くことができなくて
・頭に血が上ってしまう。
・なんで行けないの!と思ってしまう。
・急激に怒りや悲しみがこみ上げてくる。
という、感情が湧上がってきているのではないでしょうか。
そして、お子さんが学校に行けなくなってしまった原因を考えてしまいますよね。
・学校が悪い。
・友達が悪い。
・先生が悪い。
・お子さん自身が悪い。
・自分自身、親が悪い。
不登校のお子さんをお持ちの親御さんは、ご自身を責めていませんか?
お子さんの不登校に、親御さんの言動が関係することもあります。
でも、必要以上に親御さん自身を責める必要はありません。
親御さん自身を責め続けていると、その雰囲気は不登校のお子さんに伝わります。
不登校のお子さんは、そんな親御さんを見て、学校に行けない僕・私が悪いんだ。と自分を責めることになります。
自分を責め続けると、自己肯定感が低くなります。
自己肯定感が低くなると、自分に自信がもてなくなります。
自信がなくなっていけば、学校に行こうという気持ちは、なくなっていってしまいます。
今、誰の気持ちを一番大切にする時なのか、考えてみましょう。
もちろん、一人一人、全ての人の気持ちが大切なのは決まっています。
不登校のお子さんには、お子さんの自信の気持ちを一番大切にして良いのです。
不登校のお子さんの親御さんは、親御さん自信の気持ちを一番大切にして良いのです。
ただ、今、出てきている気持ちはどういう気持ちかな。というのをちょっと考えていただきたいと思います。
不登校のお子さんの親御さんに、いい加減に学校にいきなさい!という、怒りのような気持ちが湧き出てきたとします。
親ごさん自身の気持ちが大切だからと、その感情を不登校のお子さんにぶつけていいかというと、それは違いますよね。
怒りの感情を不登校のお子さんにぶつけて、不登校が解決するならいいのですが、解決することはまずありません。不登校のお子さんは、萎縮をしてしまうか、親御さんと同じように怒りの感情をあらわにして、逆効果になってしまうでしょう。
では、誰の気持ちを大切にすればいいのか。それは、不登校のお子さんの気持ちです。
親御さんは、不登校のお子さんの気持ち、学校に行けない気持ちが分からないので、いい加減に学校に行きなさい。という気持ちになるのですよね。
なぜ、学校に行けなくなってしまったのか。
今、どんなことで悩んでいるのか。
何に苦しんでいるのか。
しっかり向き合っていくようにしましょう。
不登校のお子さんが、親御さんは理解してくれる。と安心できることがとても大切です。
不登校のお子さんが、少しでも前向きになれば、親御さんの気持ちも軽くなりますよね。
親御さん自身の感情のままに動いて、お子さんが萎縮してしまえば、お子さんの不登校は長引きます。
親御さんが怒りの感情を抑えて、お子さんの気持ちによりそうと、お子さんは安心して自信が持てるようになります。以前のように学校に行く日が一歩近づいてきます。そうなると、親御さんの気持ちも明るくなりますよね。
不登校の親御さんは、お子さんがずっと苦しんでいるのと、お子さんが安心しているのと、どちらがよろしいですか?
今、誰の気持ちを大切にすると、将来、どんな状況になるのか、想像してみましょう。
親御さんが疲れ果てていると、不登校のお子さんも落ち込んでしまいます。
1日に5分でも、親御さん自身のホットできる時間を取ってくださいね。
まずは、深呼吸して、空を見上げて伸びをしてみませんか。
不登校カウンセリングセンター 水野幸子でした。