心理士のブログ

再登校:からかわれる不安をなくしていこう

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みんなにからかわれた!やっぱり行きたくない!

こんにちは。不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。

5月も半分過ぎました。

新年度から再登校しているお子さん。
GW後から再登校しているお子さん。

今、再登校したいけど、一歩ふみだせないでいるお子さん。

再登校には本当に勇気がいります。

不登校のお子さんが再登校するにあたり、不安に思っていることは、できるだけ取り除いておくことが大切になります。

なぜなら、当たり前に学校に行っているお子さんからしてみると、不登校のお子さんは

・学校をずっと休んでいるからいいな

・ゲームやりたいだけやっているんだろうな

・漫画を好きなだけよんでいるんだろうな

・テレビもYouTubeも好きなだけ観ているんだろうな

というように、見えているのです。

全てのお子さんがそうだとは限りませんが、可能性は高いのです。

不登校のお子さんの親御さんとたまたまあって、挨拶をしたときに、〇〇大丈夫?どうしたの?と聞いてくれるお子さんもいます。

子ども同士の会話で、不登校になっている2人は、2人でゲーム三昧だ、と行っていないことをさもしているように話している子もいます。

再登校しようとしているお子さんにとって、遊んでいた。ずる休みをしていた。ととらえられていることを知ることは、とても傷つくことになります。

学校に行きたくないと思うのも当然のことです。

クラスメートの中には、これてよかったね、という気持ちで、声を掛けてくれる子もいます。

その優しい気持ちが仇になることもあるのです。

再登校するさいは、お子さんに、声を掛けて欲しいか、欲しくないのか。

どんな言葉なら安心なのか。
どんな言葉をかけてほしいのか。を聞いておくといいですよ。

そして、担任の先生に、声を掛けてほしい気持ちと、声をかけて欲しく無い気持ちがあること。

・元気ならもっとこいよ

・今までずる休みしたいたんだろう

というような言葉をかけないように、クラスメートに伝えてもらうようにお願いしてみましょう。

まだ、心が完全に回復していないということを、クラスメートに伝えてもらうのです。

先生なので、その学年がわかりやすい例え話をもちいて、心がまだ完全ではないことを伝えてくれるはずです。

そして、先生がクラスメートに話してくれていることを確認したうえで、再登校をしようとしているお子さんに、先生が話してくれているから、クラスメートからの言葉を怖がる必要はないことを伝えましょう。

先生も協力していくれている。と、再登校しようとしているお子さんは安心することができます。

再登校するにはとても勇気がいることで、不安でいっぱいです。不安を少しでも取り除いていきましょう。

再登校するときには、いきなりクラスに入ることはやめましょう。

まずは、別室登校から始めましょう。

クラスにすぐに戻り、1時間目から6時間目までずっといるということは、すごくストレスがかかります。

ずっと学校に通っている子には当たり前のことですが、不登校のお子さんには苦痛です。

不登校中にストレス耐性をつけてきたとしても、いきなりは厳ししです。不登校が再発しかねません。

ですので、スモールステップで、まずは別室登校で学校で過ごすことから初めていきましょう。

学校の生活にリズムに慣れ始めてきたところで、1科目ずつ、クラスで授業を受けるようにしていきましょう。

クラスでは、不登校のお子さんが学校にこれたこと、クラスにこれたことを、喜んでくれている子が多いです。

きっと、声を掛けたくてもかけれない子もいるはずです。

クラスメートも勇気をだして声をかけてくれています。
おはよう、と言う挨拶がお互いに一番安心できる声掛けですよね。

挨拶はコミュニケーションの基本です。

お互いに、挨拶から始まり、安心できるクラスになるように、先生と親御さんと力を合わせていけるといいですね。

不登校のお子さんにどう接してよいかわからない、と思っているあなたは、不登校カウンセリングセンターの無料メルマガを読んでみてください。

そして、不登校カウンセリングセンターの心理士がいつでも寄り添うことを覚えておいてくださいね。


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