
怒っている人って、今、怒っているんだなってわかりますよね。
こんにちは、不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。
不登校のお子さんを支えている親御さんは、お子さんのことをよく見ていると思います。
・今日は機嫌が悪いな
・今は機嫌がいいな
・なんだか落ち込んでいるな
・元気になってきたな
・今は怒っているな
というように、お子さんと話をしていなくても、お子さんの気持ちが分かることがありませんか?
親御さんはお子さんのことを気にして常にみているので、お子さんの感情の変化を敏感にきづけますよね。
では、親御さんの感情の変化を、お子さんは気づいているでしょうか?
不登校のお子さんの中には、人の感情にとても敏感なお子さんがいます。
そのために、学校にいるのが辛くなり、学校に行かないという選択をする子もいるのですね。
不登校のお子さんは、不登校であることがいけないことだ、と少なからず思っています。
不登校のお子さんは、学校に行ったほうがいいと思っている場合が多いです。
不登校のお子さんは、学校に行かない自分は、親御さんから見放されるかもしれないと不安に感じています。
不登校のお子さんは、学校に行けない自分は親御さんから嫌われるのではないかと不安になっています。
親御さんの機嫌にはとても敏感になっている場合が多いです。
親御さんの機嫌に敏感ということは、言葉として耳で聞いたことだけではなく、親御さんが思っていることも敏感に察知しているかもしれないのです。
例えば、朝、決まった時間になってもお子さんは起きてきません。
怒りを持って、おはよう、朝だよ。起きる時間だよ。と言うのと
起こさせてくれることに感謝しながら、おはよう、朝だよ。起きる時間だよ。と言うのでは、
同じ言葉をお子さんに掛けていても、言葉にのっている親御さんの気持ちが全然違いますよね。
お子さんは、言葉に乗せらている親御さんの気持ちを察していることがあるのです。
親御さん自身も、怒っておはようと言うのと、ありがとうという気持ちを込めて、おはようと言うのでは、どちらが気持ちがよいと思いますか?
ありがとうという気持ちでいるほうが、親御さん自身も楽になりますよね。
不登校のお子さんと会話をする時、
あなたのことを愛しているよ。
今のままでいいんだよ。
という気持ちを込めて、話をしてみてください。
よりよいコミュニケーションが取れるようになっていきますよ。
不登校のお子さんとなかなか会話ができない親御さんは、不登校のお子さんの後ろ姿、背中に、言葉に発することなく、言葉を送ってください。
愛しているよ
今のままで大丈夫だよ
生まれてきてくれてありがとう
と、送っていきましょう。
今のままで大丈夫だよ、という言葉に、親御さんは学校に行けていないのだから、大丈夫なわけないでしょ。と思うかもしれません。
それでも、今のままで大丈夫だよ、と送ってあげてください。
毎日言い続けていると、親御さん自身も、今のままで大丈夫、と思えるようになってきます。
親御さんが今のままで大丈夫と思えるようになったとき、学校に行かせなくちゃ!という焦りの気持ちが小さくなっている、消えている、ということなのですね。
ということは、親御さんから出ていて焦りや不安のギスギスしていたものが消えたということになるのですね。
不登校のお子さんは、親御さんから、学校に行ってよ!という感情が消えたのを敏感にキャッチします。
不登校のお子さんは、親御さんに対して、少し話しやすくなったかも、と思うのです。
不登校のお子さんが、今のままでいいよと、自分のことを認めてくれたと感じることできると、親御さんのことを頼っていいんだ。
自分の気持ちを話しても、受け入れてもらえるんだ、と思えるようになるのです。
不登校のお子さんを支えている親御さんも、職場で声を掛けづらいなと思う人がいますよね。
声を掛けづらいと感じている人が、ギスギスしていると声を掛けるのに勇気がいりますよね。
声を掛けづらいと感じている人が、ニコニコして優しさがにじみでていれば、声を掛けやすいですよね。
不登校のお子さんも、親御さんの感情や雰囲気を感じているのです。
親御さんとしては、こんなに愛しているのに、なぜ伝わっていないの、と悲しくなってしまうかもしれません。
不登校のお子さんは、親御さんからの愛を100%感じる前に、親御さんに怒りや焦りを感じてしまっているのです。
ですので、同じおはようと言うにしても、言葉に乗せる気持ちを大切にしていきましょうね。
そうは言っても、なかなかできないのです。と思う親御さん。
思い続けていきましょう。
思い続けているうちに、こころから思えるようになっていきます。

そして、親御さん自身がホッとできる時間を、毎日5分でもいいので取っていきましょう。
今日も頑張ったね、お疲れ様。と、親御さん自身をねぎらってあげてください。
褒めてあげてくださいね。
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そして、1人で抱え込まないでくださいね。
不登校カウンセリングセンターの心理カウンセラーが、いつでも寄り添うことを覚えておいてくださいね。