こんにちは、不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。
3学期が始まり、数日経過したという学校が多いのではないかと思います。
すごく勇気を振り絞って学校に行ったお子さん。
やっぱり無理と行けなかったお子さん。
お子さんによって、様々ですよね。
親御さんの気持ちとしては、
・学校に行ってほしい。
・3学期は短いのだから、あっという間だよ。
・3学期に行ければ、新学期、次の学年は最初から行けるよね
という期待がありますよね。
不登校のお子さんも、学校に行きたいという気持ちは多かれ少なかれ持っています。
3学期からは学校に行くよ、と言うお子さんもいます。
ですが、行けなかったというお子さんも多いのです。
お子さんにとって、学校に行くということは、とっても勇気がいることだからです。
親御さんの苦手な場所、苦手な人、を想像してください。
苦手な場所に、苦手な人ばかりいるのです。周りを見ても敵にしか見えない。
そこに1人で行くというのは、相当の覚悟と勇気がいりますよね。
不登校のお子さんが学校に行くということは、相当の勇気がいるということを、親御さんは分かってあげてください。
勇気がいることは分かったけれど、行ってもらわないと困る、というのも親御さんの気持ちですよね。
勇気の大きさを、できるだけ小さくして行けるようにしてあげるのが、ご自宅でできること、親御さんができることになります。
吊り橋を渡るのが、平気な人もいれば、すっごく怖い人もいます。
吊り橋を見ただけで、足がすくんでしまう人もいます。
吊り橋は怖いけど、時間をかければなんとか渡れるという人もいます。
吊り橋を見ただけで足がすくんでしまう状況の人を、時間はかかっても何とか渡れるところまでにする。
時間がかかっても何とか渡れるを、徐々に渡る時間を短くしていくことが、ご自宅で、親御さんができることになります。
具体的には何をすればいいの?と思いますよね。
・お子さんの居場所を作る
・お子さんそのものを認める
・お子さんを愛する
・お子さんの言葉を頭から否定しない
・お子さんの気持ちによりそう
お子さんが、家に居ていいんだ。
自分には、お母さん、お父さんが付いているから大丈夫、と心から思えていることがとっても大切になります。
何かあってもこの人は味方、と言える人がいるということは、誰にとっても心強いですよね。
親御さんは、十分に愛情を注いでいると思われているでしょう。
親御さん自身が悪いのかと責めてしまうかもしれませんが、親御さん自身を責める必要はありません。
親御さんの愛情表現を、お子さんがうまく受け取れない時もあります。
例えば、お子さんの愛情の受け口が、ピンポン玉が通る大きさの円だったとしたら。
ピンポン玉が円の中を通り抜ければ、お子さんは親御さんの愛情をストレートの受け取ります。
バレーボールで親御さんが愛情を表現しても、お子さんはプレッシャーを感じるだけで愛情を受け取ることができません。
ピンポン玉を何度も投げても、お子さんの円の中に入らなければ、親御さんがいくら愛情を表現していても、お子さんは愛情がこないと感じてしまうのです。
そんなの難しいですよ、と思うかもしれませんね。
親御さんは、ずっとお子さんのことを見ています。
親御さんの「お子さんへの期待」という考えを外して、純粋にお子さんを見つめてください。
・愛しているよ
・生まれてきてくれてありがとう
・一緒にいてくれてありがとう
・今のままで十分なんだよ
・ありのままでいいんだよ
という気持ちだけでお子さんを見てください。
お子さんに親御さんの愛情が届きますよ。
3学期は短いです。あっという間に終わります。
それでも、行ける準備ができていないお子さんにとっては、とっても長く感じます。
お子さんが行こうと思えるように、親御さんとのつながりを作りましょう
お子さんが、学校に行ったときに耐えれるだけの力をつけていきましょう
お子さんが、学校に行くのが当たり前になるまで、スモールステップで進みましょう
親御さんは、親御さんのことを信じてください。
自分はこの子を支えることができると、ド~ンと構えてください。
お子さんのことを信頼してください。
お子さんは親御さんの愛するお子さんだから、大丈夫。と思ってください。
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そして、いつでも不登校カウンセリングセンターの心理カウンセラーが寄り添うことを覚えておいてくださいね。
親御さん自身の気持ちが沈んでいると、お子さんの気持ちも沈んでいきます。
1日5分でもいいのです。
ご自身の時間を取って、リラックスしてくださいね。