心理カウンセラーのブログ

学校を休むのはいけないこと?

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こんにちは、不登校カウンセリングセンターの神谷今日子です。

気温の上下が激しく、こういった時期は体調を崩しやすいですよね。
うちの子も今、体調を崩しているということもあるかもしれません。

体調を崩し、学校を休む時に罪悪感を感じるという子どもが少なからずいます。

実は、私自身がそうでした。
小学1年生の5月に学校を休んだ時に、他の兄弟から「もう休むの!?」と言われて落ち込んだり、中学生の時には熱があっても学校に行ったりしたこともありました😅(今は世情でそんなことはできないと思いますが!)

こんな風に、「学校を休むことは悪」だとして、頑張りすぎてしまう子どもも居るのですね。
そして、頑張りすぎた先に、糸が切れたように不登校になる子どももいます。(実際、私も不登校児でした)

では、休むことに罪悪感を感じている子どもには、どうしていけば良いのでしょうか?


まずは、親御さん自身が、体調が悪くても頑張るべき!学校には休まず行くべき!といった思考を変えていくようにしましょう。
こういった「べき思考」があると、子どもにも、つい、学校に行くように強要しがちですよね。

ただ、休むことも必要です。
体調が悪いのに無理をして学校に行き、余計に悪化させ、さらに休む期間が伸びるということも十分にあり得ますよね。
ですから、休むということは決して悪いことではなく、選択肢に入れておくこともとても大切です。

そして、体調が悪くても頑張るべき!学校には休まず行くべき!といった「べき思考」はどこから生まれてくるのでしょうか???

思考というのは、観念(思い込み)から生まれています。
・うちの子が良い子でなければいけない
・先生から認められるような子どもでなければいけない
・どんな困難にも打ち勝てる子でなければいけない…
などの観念(思い込み)が、親御さんの中にある可能性があります。


そして、子ども自身も、その観念(思い込み)を引き継いで、
学校に行かなければ親に愛してもらえないかもしれない…
頑張っていなければここに居られなくなるかもしれない…
といった、恐れが生まれている可能性もあります。


まとめると、観念(思い込み)から、べき思考や恐れが生まれ、学校を休むことへの罪悪感が生まれているということですね。

本当は、頑張れても・頑張れなくても、先生に認められても・認められなくても、勉強ができても・できなくても、良い子でも・そうでなくても、誰しもが尊い存在です。
ただ、ついつい、観念(思い込み)によって、そこが見えなくなってしまうのですね。


恐れがなくなり、どんな自分も大丈夫だと思えれば、学校にも行きやすくなります。
学校でも、ありのままの自分で居れるようになるからですね^^


子どもの不登校に悩む親御さんも、一度、べき思考を見直してみてはいかがでしょうか?
○○べき!で縛らなくても、子どもにも、親御さんであるあなた自身にも、何かをやり遂げる力が備わっているのですよ。

ということで、今日は心理カウンセラーの神谷今日子がお送りしました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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