こんにちは。不登校カウンセリングセンター水野幸子です。
不登校のお子の親御さんは、いつも気持ちがピリピリ、イライラとして 焦っていませんか?
・早くお子さんを学校に行かせなければならない
・早くお子さんが元の通りに元気になってほしい
・早くお子さんの笑顔が見たい
・早くお子さんの食欲が戻ってほしい
・早くお子さんの体調が戻ってほしい
親ならばこう思うのは当たり前です。
ですが、 親御さんが焦れば焦るほど、不登校のお子さんは
・ますますかたくなになります
・不安になります
・自分を責めます
なぜなら、不登校のお子さんは繊細な子が多いからです。
親御さんのピリピリした気持ち、 焦っている気持ちを敏感に察することができます。
ですので、不登校のお子さんのことを心配して、ピリピリ、イライラするのは、お子さんにとっても親御さんにとっても逆効果なのです。
この子は大丈夫、と心の底から思いましょう。
親御さんのお子さんです。
自分の子だから大丈夫と信じて、お子さんのことを見守っていきましょう。
と言っても、何もしないわけではありません。
今、お子さんが不登校の六段階のどこにいるのかを見極めながら、 できることをやっていきましょう。
その中でも大切なのは、不登校のお子さんに声がけをすることです。
お子さんに愛しているよということをたくさん伝えましょう。
たくさん行動で示していきましょう。
そうすることで、不登校のお子さんは安心をします。
また、先ほど 自分の子どもだから大丈夫と信じましょうとお伝えしました。
もしそこで自分の子どもだから不安だ、心配だ。
と思った親御さんがいるのなら、お子さんの気持ちを 安心させてあげるのも大切ですが、その前に、どうして親御さんが 自分の子どもだから不安だ、心配だと思ったのかを考えましょう。
そこには、親御さん自身が
自分のことを否定している気持ちが 隠れています。
自分を愛せれていない親御さんが見えています。
親御さん自身が、自分を愛する、 自分を信頼するということができるようになれば、不登校のお子さんは大船に乗っていられます。
ですので、親御さんの気持ち、観念(主観的価値観。思考癖。思い込み)も変えていきましょう。
親御さんの自分を否定する気持ちは、自分を好きになるという行動に変えていけるといいですよね。
そこで、まず、不登校のお子さんの親子さんが自分のことを好きだ と、自分で鏡を見ながら言ってみましょう。そして、お子さんにも好きだよと伝えましょう。
お母さんはお母さんのこと好きだよ。
お父さんはお父さんのこと好きだよ。
〇〇(お子さんの名前)こと好きだよ。〇〇は自分のこと好き?と聞いてみましょう。
嫌いと言ってきたら、どこが嫌いなの。と聞いてみましょう。
そして
相槌を打ちながら話を全部聴きましょう。
話を全部聞いてから、 親御さんがお子さんのどこが好きなのか伝えましょう。
全部好き、まんま好きと親御さんの気持ちを伝えたくなりますよね。
不登校のお子さんが、自分で自分の嫌いなところを話してくれた時は、細かく ここが好きなんだよこういうとこ好きなんだよと伝えていきましょう。
そして最後に、お子さんが自分で嫌いと言ったところもひっくるめて全部好き、そのままのあなたが好きと伝えていきましょう。
この時、親御さん自身にもそのままの自分が好きと言ってくださいね。思ってくださいね。
そうすることで、不登校のお子さんも親御さんもご自分にも愛することができるようになっていきますよ。
親子で気持ちを満していきましょう。
そうすれば、早く早くと焦るよりも、早く克服していくことができますよ。
そして、不登校が克服できてからも、親御さんからお子さんへの愛しているの声掛け、行動を続けてくださいね。
続けることが不登校の再発防止につながります。
不登校のお子さんの親御さんは、自分だけで多くのことを抱えて身動き取れなくなっていませんか?
自分だけで抱え込む必要はありません。
周りの人に助けを求めていきましょう。
不登校カウンセリングセンターの心理カウンセラーもいつでもあなたに寄り添います。
そのことを覚えておいてくださいね。
1日5分でも、親御さんも自分の時間を持ち、心からホッとしてください。