こんにちは、
不登校カウンセリングセンターの真鍋良得(まなべりょうえ)です。
あなたは子どもが学校でいじめにあって不登校になった時、どのような対応をしますか。
学校と話し合い、いじめについて調べてもらったり、加害者に謝罪を求めるという対応を考えるでしょうか。
あるいは転校を考えるでしょうか。
どのような対応をするにせよ、最も大切なことは子どもの心のケアです。
子どもの話をしっかりと聞いて、共感し、子どもがどんな気持ちでいるのかを知り、家庭が安心して過ごせる場所であるようにしてあげるのが親の大切な役目です。
学校と交渉したり加害者を特定するようなことをしても、子どもの気持は楽にはなりません。
いじめの加害者に対する憎しみをもち、相手を何とかしようとするくらいなら、その労力を子どもに寄り添い、子どもと一緒に楽しむ時間に充てる方が、子どもは早く自信を取り戻すことができます。
転校するにしても、子どもが自信を失っている状態では、転校先でも同じことが起こりかねません。
子どもの気持が安らぐ場所をつくり、子どもが自信を持って生きて行けるように、親がしっかりと傾聴と共感を行うことが、いじめによる不登校から立ち直るためのたった一つの方法と言ってもいいでしょう。
人を憎んでもしあわせにはなれません。
人を許すことがしあわせになるための近道です。
穏やかな気持ちで、穏やかな表情で、子どもに安心を与えることで、子どもは自分のしあわせを見つけられるようになります。
何をすればいいのかわからない、わが子に対してどのように接したらいいかわからないという時は、ぜひカウンセラーに相談してみてください。