こんにちは、
不登校カウンセリングセンターの真鍋良得(まなべりょうえ)です。
不登校の子どもを持つ親の多くが「学校に行かないと社会性が身につかない」ということを心配しています。
社会性というのは、人との関わりの中で育っていくものなので、学校に行かなければ社会性が身につかないのではないかという不安を持つ気持ちは理解できます。
では、不登校の子どもが社会性を身につけるにはどうすればいいのでしょうか。
子どもは親を見て育ちます。
ですから、社会性も、親とのかかわりの中で、親から学ぶ部分が大きいのです。
毎日学校に行っている子どもでも、親から適切な関り方をされていなければ、周りの人たちと上手に人間関係をつくることができません。
親が他人に対しても家族に対しても、やさしく誠実に接していれば、子どもはその姿を見て、同じような人との関わり方をすることができるようになります。
親が「この子は学校に行っていないから社会性が身についていない」と思っていると、子どもは社会性を身に着けることができません。
親が「この子は大丈夫」と信じて見守ってあげていれば、子どもは自分の力で社会と関わる方法を見つけていきます。
親自身が今一度自分の周りの人との接し方を見直して、子どもに他人との関わり方の手本を見せられるようになれば、子どももうまく人と関わることができるようになります。