心理カウンセラーのブログ

嫌われるのは当たり前

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こんにちは。不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。

不登校のお子さんは、でんな性格の子ですか?

不登校になるお子さんは、優しい子が多いです。
自分の意見や気持ちよりも、友達を優先する子が多いです。

お子さんは、友達想いで優しくて、本当にいい子ね。うらやましいわ。

と、学校に先生やママ友パパともに言われた時、親御さんならどのように思いますか。
お子さんのことをとても誇らしく思いますか。
うちの子大丈夫かなと、心配になりますか。

誇らしく思うのは、友達を立てているから、友達に譲ることができるから、

心配になるのは、自分の気持ちを言わないことで、自分で自分を苦しい状態に追い込んでいるのではないのかと、考えるからですよね。

誰もが、両親、先生、友達、世間から認められたい、愛されたい、嫌われたくない、という気持ちを持っています。

不登校のお子さんは、認められたい、愛されたい、嫌われたくない、だから、自分の意見や気持ちを言わないで、友達に合わせるという行動を選んでいる場合が多いです。

誰もが、自分は愛されている、認められていると感じやすいのが、自分の気持ちを受け止めてもらえたときです。

友達に嫌われないために、自分の気持ちを押し殺していては、友達に本来の自分を分かってもらえません。

友達に嫌われないために、友達の意見に合わせていると、自分の本当の意見が分からなくなります。本当は違う意見なんだけどと、苦しくなります。

友達に嫌われないために、友達の好きなことに合わせていると、自分が本当に好きなことが分からなくなります。本当に好きなことではないんだけどと、苦しくなります。

友達に嫌われないために、友達と同じ行動をしていると、自分が本当な何をしたいのかが分からなくなります。本当は違うことがやりたいのにと、苦しくなります。

両親に嫌われないために、先生に嫌われないために、自分を押し殺して両親や先生に合わせていると、本当の自分を見失います。自分は何者なのかと苦しくなります。

好悪同率という法則があります。

10人に好かれれば、10人に嫌われる
50人に好かれれば、50人に嫌われる
100人に好かれれば、100人に嫌われる

つまり、あなたを好きになってくれた人の数だけ、あなたを嫌う人がいるということです。

友達、両親、先生に好かれるようにどんなに、友達、両親、先生に合わせても、同じ人数の人に嫌われるということです。

ありのままの自分でいても、好きになってくれる人と、嫌ってくる人の数は同じということ。

好きになってくれる人と、嫌ってくる人の数は同じでも、あなたの心が受ける苦しさと、穏やかさは雲泥の差です。

不登校のお子さんも、お子さんを支える親御さんも、どんな自分でいるほうがいいと思いますか。

誰かに合わせて、自分を見失って苦しむのと
ありのままの自分でいて、心穏やかでいるのと

ありのままの自分でいて、嫌われる方がいいですよね。

嫌われるのは当たり前なんだ、と思うと、心が楽になりますよね。

嫌われると人生は楽になるんだ、と思えるくらいでいると、ありのままでいることの楽しさが理解できますよ。

ありのままの自分でいれば、嫌いな人、苦手な人とは付き合わなくてもよくなりますよ。

不登校のお子さんにも、好悪同率の法則を教えてあげてくださいね。



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