こんにちは、不登校カウンセリングセンターの神谷今日子です。
不登校の子どもはストレスを抱えていることが多いですよね。
学校のこと、不登校になってしまったこと、行こうと思っても行けないこと…色々なストレスを持っていると思います。
また、不登校の子どもを持つ親御さんもストレスを抱えていると思います。
子どもはこの先どうなってしまうのだろうか…
学校にまた行くことはできないのか…
今日は、そんな不登校児と親御さんに、ストレス対処法をお伝えできたらと思います。
①ストレス解消法を10個以上決めておく
ストレス対処法の1つ目としては、ストレス解消法に取り組むことです。
例えば、好きな音楽を聴く、本を読む、走る、カラオケで歌う、スマホゲーム、お酒を飲む…など、人それぞれストレス解消法って色々あると思います。
それを、なるべく多く用意しておきます。
ここで大切なのは、なるべく物や場所に限定されないものも用意しておくことです。
例えば、カラオケで歌うことって、カラオケの機械が必要だったり、声を出せる場所が必要なので、学校にいる時にやるのは、なかなか難しいですよね。
スマホゲームも、スマホ本体やスマホが使える場所がないと難しいです。
ですので、カラオケやスマホゲームも、ストレス解消法の一つとしてあってもいいのですが、それだけに頼ってしまうと、できない状況になった時に、ストレス解消できなくなってしまうのですね。
なので、深呼吸をする・伸びをする・頭の中で数を数える・筋弛緩法といった、何もなくても・どんな場所でもできるものを多く用意しておくことがおすすめです◎
不登校の子どもを持つ親御さんも、どんな状況・場所でもできるものを10個以上用意しておきましょう。
子どものことで感情的に怒りたくなった時などに、切り替えできる手段として持っておくと良いです◎
②生活を規則正しくすることで身体から整える
2つ目は、生活を規則正しくすることで、身体から整えることです。
朝早起きしただけで気持ち良くなったり、運動することですっきりしたり、そんな経験はありませんか?
逆に、寝不足や便秘気味の時に、イライラしやすくなった経験はありませんか?
やはり、身体と心は密接につながっています。
ですから、生活を整えることは、ストレスの軽減やストレスへの耐性を上げることにつながります。
ただ、ここで気をつけたいのは、生活を規則正しくしなければいけない・そうできなければ私は(うちの子は)ダメだと否定にまでしないこと。
目的は、ストレスに対処するためなので、規則正しい生活にするという手段に囚われ、ストレスを抱えすぎないようにしてくださいね。
ですから、できなかった時は、なんでできなかったの!?と責めるのではなく、できる方法を前向きに一緒に考えていくようにしていきましょう。
③ストレスの原因から変える
ストレスは、何から生まれると思いますか?
ネガティブな思い込み(観念)から生まれます。
多くの人は、ストレスは、出来事や他者の言動から生まれていると思っています。
例えば、「人前で発表するという出来事があるから、緊張や不安というストレスが生まれる」と多くの人は思っているのですね。
しかし、人前で発表するという出来事があるときに、そこまで緊張しない人も世の中にはいます。
ですから、出来事や他者の言動だけが原因で、ストレスが生まれているのではないのです。
あなたが持っている思い込み(観念)によって、ストレスが生まれたり生まれなかったりするのです。
先ほどの例で言えば、人前で失敗してはいけない・失敗するのは恥ずかしい・失敗する自分はダメなやつだ・人にからかわれるような自分はダメだ等の思い込み(観念)を強く持っている場合、緊張や不安というストレスは大きくなりやすいです。
一方で、↑のような思い込み(観念)を持っていない人や少ない人は、あまり大きなストレスを感じることはありません。
このように、その人が持っているネガティブな思い込み(観念)を変えていくことで、ストレスを減らすことが可能なのです。
そして、カウンセラーは、ストレスの原因である思い込み(観念)を探すのがとても上手です。
不登校児のストレスの原因や、親御さんであるあなたのストレスの原因がわからない場合、一度ご相談されてみることもおすすめします。
ということで、今回は、不登校児とその親御さんのストレス対処法3選というテーマでお話しました。
ぜひ、不登校解決のために、できることから始めてみてくださいね。
では、心理カウンセラーの神谷今日子がお送りしました。