心理カウンセラーのブログ

不登校の子どもの生活リズムを整えるには?

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こんにちは、不登校カウンセリングセンターの神谷今日子です。

お子さんの不登校にお悩みの親御さんは、不登校の子どもの生活リズムについても悩んでいるかもしれませんね。

・朝起きてこない
・不登校中もずっとインターネットやゲームをしている
・このままじゃ夏休み明けも登校できないかも…?

こんなこともあると思います。

そこで今日は、不登校の子どもの生活リズムを整える方法をお伝えできればと思います。

環境を調整する


夜、インターネットやゲームをしていて、生活リズムが乱れているのであれば、夜にそれらのことができないように、環境を調整することが大切です。

いつでもインターネットに接続できるスマホが手元にある環境の中で、『やらないでね!』と言っても、子どもの場合、欲求のコントロールが難しいことが多いです。
私たち大人も、ついついYouTubeを見過ぎたりしてしまうこともありますものね。

一方で、夜はインターネットの接続が切れたり、端末の操作ができなかったり、インターネットやゲームができない環境であれば、欲求をコントロールする必要も無く、することがなくなり、眠りにつきやすくなります。

他にも、食事の時間なども、そのときにしか食べられない環境にすることで、乱れることが減っていきます。(夜ご飯は19時~20時の間に家族みんなで、20時過ぎたら全部片付ける等)

でも、そんなに環境を厳しくしたら、ストレスになって、子どもの不登校が悪化してしまわないか、心配になる親御さんもいるかもしれませんね。

ただ、これは物理的なストレスですので、少しずつやっていくことで、ストレスに耐える力がついていきます。
生活リズムが乱れているあなたはダメだ!・もっと勉強しなければダメだ!と言葉で不登校の子どもを責める等、精神的なストレスを与えることは良くありませんが、物理的なストレスであれば、ある程度はあった方が、不登校の解決へ導きやすくなります。

朝にウォーキングに行く


2つ目は、朝にウォーキングに行くことです。

日光を浴び、身体を動かすことで、自律神経を整えることにつながりますし、ウォーキングは心にとても良い効果があります。
できれば20分以上してみると、脳内ホルモンの分泌が促され、精神的にも明るくなっていきます。

たかだかウォーキングで不登校の子どもが明るくなるの!?と思うかも知れませんが、自殺願望がある人に対して精神科の先生が勧めるくらい、ウォーキングは、精神的な落ち込みに効果を示します。

大人がやっても良いことなので、ぜひ不登校の子どもと朝のウォーキングを習慣にしてみてください。


お昼は精神的に快適な居心地を作り、何かしら活動をしてみる


生活リズムが乱れる原因として、不登校の子どもが、昼に起きていたくないということがあります。

昼に、両親が喧嘩をしている、親が辛そうに過ごしている、親に勉強のことを注意されすぎる、等ですね。

こうならないためには、不登校の子どもに、無条件に愛していることを伝えてあげることがまず大切です。
こんな自分じゃダメだ、と不登校の子どもは自分を責めていることが多いです。
そんな不登校の子どもに、『生まれてきてくれてありがとう』・『いてくれるだけで嬉しいんだよ』と無条件の愛を伝えることで、安心感が育っていきます。
そうすると、外に出て行く(学校に行く)時も、安心感という土台の中で活動することができるようになっていきます。

そして、親御さん自身も楽しく毎日を生きてください。
それが不登校の子どもに伝わることで、不登校の子どもも人生に希望を持てるようになっていきます。

また、昼に何かしら楽しめる活動をしてみるのもおすすめです。
スポーツでもいいですし、何かを作るのも楽しいですよね。

総じて言えるのは、昼を楽しい時間にするということですね。


ということで、今日は不登校の子どもの生活リズムを整えるコツを3つ紹介しました。
ぜひ、取り入れられるものから取り入れてみてもらえればと思います。

では、今日は心理カウンセラーの神谷今日子がお送りしました。

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