心理カウンセラーのブログ

気持ちのうつしあっこ

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こんにちは。不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。

8月も半ば過ぎましたね。

夏休みが終わりに近づいてきたということで、

・心なしか落ち着かない
・ちょっと緊張してきている
・気のせいかもしれないけど胃が痛いかも

と、感じている親御さんもいらっしゃるかもしれませんね。

親御さんのソワソワとして落ち着かない気持ち、緊張感は不登校のお子さんにしっかり伝わっています。

もしかしたら、親御さんのその気持ちは、不登校のお子さんから伝わってきているかもしれません。

親御さんの気持ちは、不登校のお子さんに。
不登校のお子さんの気持ちは、親御さんに。
お互い、うつしあっこをしているのです。

うつしあっこをしているのなら、ずっとネガティブループから抜けることができないのでは!
どうしよう!と落ち込む必要はありません。

親御さんや不登校のお子さんが持つ気持ちは、ネガティブなことだけではありませんよね。
ポジティブな気持ちにもなりますよね。
ポジティブでもネガティブでもない、フラットな時もありますよね。

ですので、ネガティブのうつしあっこループに入る前に、もし、入ってしまっていても、今からポジティブループやフラットループに変えていけばいいのです。

ネガティブループにポジティブな気持ちを最初に投入するのは、親御さんの役目になります。

あなたは、どんなポジティブな気持ちを投入しますか?

・元気でいてくれればそれでいい。
・笑顔でいてくれればいい。
・一緒にいてくれるだけで幸せ。
・学校に行かなくてもいい。

色々あると思います。

人は、ポジティブなことよりも、ネガティブなことに引っ張られやすいです。

親御さんが、こんなにポジティブな気持ちでいるのに、お子さんからはネガティブな気持ちしかこない、もうイヤだ!と思うこともあるかもしれません。

親御さんは、不登校のお子さんが全然変わらないと感じているかもしれませんが、不登校のお子さんには、ちゃんと親御さんの気持ちが伝わっています。

そこは、親御さん自身を、そして、お子さんを信頼して伝わっていると信じてくださいね。

ここで不登校児の親だった私の体験談です。

夏休みが終わりに近づいて、担任と学年主任とで三者面談をしたときのことです。

学年主任に、お母さん、そんなに慌てなくてもいいんですよ。と言われました。

私は、9月から2学期から登校させたいと思っていたからです。
そのために、宿題やってないから行きたくない、という言い訳ができないように、夏休みの宿題もなんとか終わらせていました。

何度も爆発しながら、息子も頑張った。なんとか、2学期から行って欲しい。行かせたい。という気持ちを持ちながら、学年主任の言葉を家に帰ってから、ゆっくりゆっくり考えました。

2学期が始まっても、息子は学校に行けません。

その様子を見て、担任と学年主任に、もう慌てません。とお伝えしました。

もう、慌てない。と決めたとき、苦しかった心がふと軽くなったような感覚がありました。
例えるなら、冬から春に季節が変わっていくときの、雪解けのような感じでしょうか。
自分でも、こんな気持ちになるんだと不思議でした。

もう慌てないと伝えて1週間後くらいに、息子は別室登校すると言いました。
朝の会が始まって、みんが教室に入ってから息子は別室に登校するようになりました。

これには、私が一番驚きました。
担任と学年主任と慌てないって言ったとたんでしたね。と話したような覚えがあります。

・どうしたら心が穏やかになれるの
・どうしやって子供と接すればいいの
・どうしたら・・・どうやって・・・

迷って悩んでいる親御さんは、まずは、ご自身をいたわりましょう。
ご自身を褒めてください。
ご自身をありのまま、受け止めてあげてください。
世界中で一番好きと、ご自身でご自身をハグしてあげてください。

親御さんは、自分のこと大っ嫌いと言う人と一緒にいるのと、自分のこと大好きという人とどちらの人と一緒にいるほうがいいですか。楽だと思いますか。

不登校のお子さんには、お子さん自身を好きでいて欲しいですよね。
お子さんも、親御さんが親御さん自身を好きでいて欲しいと思っています。

親御さんは、自分だけの時間を1日5分でいいので取っていきましょう。

そして、不登校カウンセリングセンターの心理カウンセラーが応援していることを、いつでも寄り添うことを覚えていてくださいね。

空を見上げて、思いっきり伸びをしてみましょう。
心や身体が軽くなりますよ。

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