心理カウンセラーのブログ

いろんな親がいる それは○○のちがいから

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こんにちは!
不登校カウンセリングセンターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。

子育て中のあなたは、子どもがやったことに対して、

自分と他の親とでは対応がちがうな、と感じることはありませんか?

例えば、「子どもが宿題をやっていない」というときに、どのように対応しますか?


A:「宿題ちゃんとやらないとダメだよ」と怒ってやらせようとする

B:特に何もせずに、子どもにまかせようとする

あなたはどのようにしますか?

子どもが宿題をやらない、という事実は同じでも、
どうして怒る親もいれば怒らない親もいる、ということが起きるのでしょうか?

それは、観念がちがうからなのです。

観念とは、主観的な価値観のこと。あなたが気づかないうちに身につけてしまっている価値観のことを観念というのです。

あなたはA・Bのどのタイプでしょうか?

Aの宿題やらないとダメだよ、と怒ってしまう親は、

・宿題をやらないのはダメなことだ
・宿題をやらせるのは親の務めだ

などという、主観的な価値観を持っているのかもしれません。そして、もしかすると、自分が子どものころに、あまり熱心に勉強しなかったことを悔いて、自分の理想を子どもに押し付けているのかもしれません。

Bの子どもが宿題をやらなくても怒らない親は、

・遊ぶことも勉強のうちだし、親が強制的にやらせるものではない
・宿題は親が口出しすべきではない
・宿題は子どもの問題。やらないで起きたことを子どもに体験させるのは大切なこと。子どもにまかせよう。

などという観念があるのかもしれません。

もしくは、本当に何とも思っていない(何の観念もない)のかもしれません。

どちらが正解、ということはないのです。

子どもによっても、状況によっても、やらせた方がいい場合、そうとも言えない場合、子どもに任せるのがいい場合、さまざまなでしょう。

ただ、あなたが怒って子どもに宿題をやらせるとしたら、

どうして怒ってしまうのかを考えてみてください。

そして、もっと別な方法があるのではないか、と考えてみてはいかがでしょうか。

怒りは、感情の中でも一番よくない感情です。
子どもによい影響を与えないことが多いです。
将来の親子関係に影響することも考えられます。
「宿題をしない自分はわるい子なんんだ」と、子ども自身の自尊感情を傷つけてしまう可能性もあるのですよ。

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