こんにちは。不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。
1月も終わります。
不登校のお子さんはの親御さんは、3学期はもう学校に行くことができないかも。
それでも、新学期、4月になれば、クラスも変わるし、行けるのではないか、と思っていませんか。
私も不登校の子の親でした。
気持ちはすごくよく分かります。
長期休み明けは、クラスのメンバーが顔を合わせるのは久しぶりなのだから、不登校だった我が子が居ても、違和感はないのではないか。本人も、行きやすいのではないか、と思っていました。
不登校のお子さんが、学校に行けるようになり、そのまま学校に行くのが当たり前になるようにするにはどうすれば良いと思いますか。
不登校は実は、再発しやすいと言われています。
なぜなら、学校に行かなくてもいいんだ。ということを体験しているからです。
例えば、親御さんの子どもの頃のことを、思い出してください。
学校からの帰り道、寄り道しては駄目だよ、と言われていたのに、友達と遊びたくて寄り道したことはありませんか?
寄り道を初めてするときは、とてもドキドキしていたと思います。
でも、一度体験すると、あれ、また寄り道しても大丈夫なんじゃないかな。と思いますよね。
すると、寄り道したことがない子よりも、寄り道したことがある子の方が、寄り道をすることへの確立はあがるのです。
寄り道してはいけない、という考えが、少しくらい寄り道してもいいよ、と緩くなるのです。
不登校を体験していると、体験していない子よりも、
・学校で嫌なことがあったから、今日は学校に行きたくない。
・今日のあの授業は、全然分からないから嫌だな。
と、思ったときに、学校に行かない。学校を休む。という選択をしやすくなっているのです。
再発をしないようにするには、ストレス耐性を上げることが大切です。
・学校で嫌なことがあって、行きたくないけど、でも、行くぞ。
・今日のあの授業は、全然分からないけら嫌だけど、あの授業だけ我慢すればあとは大丈夫。
と、思えて耐えることができる強さが必要になってきます。
他には、不登校中に勉強をしておくことです。
せっかく教室に行けたのに、授業がわからないから行きたくない、という状況になるということもあります。
不登校のお子さんは、何かしらの原因があって、不登校になっています。
その原因によっては、学校の授業の進みかたから遅れないように家で勉強をすることは難しいでしょう。
1科目でもいいので、この授業は分かる、という科目があるといいですよね。
算数のように、足し算、引き算、かけ算、割り算の基本が分かっていないと、問題が解けない、というような科目の勉強ができるのが理想です。
今は、ゲーム感覚でできる教材もあります。
全く勉強していない段階から、お子さんが好きな科目から勉強を初めてみるのも1つの手です。
宿題は取り組んでみるとかでもいいのです。不登校のお子さんが、取り組みたい方法を選んでいくのも大切です。
いつから、どの程度勉強をしていくかは、お子さんの状態、不登校の6段階を考慮しながら、進めていきましょう。
焦りは禁物です。
スモールステップで、進んで行きましょう。