不登校カウンセリングセンター
真鍋良得です。
子供が親に甘えようとするときには、甘えさせてあげましょう。
不登校の子供はずっと家にいて家族以外との接触がなく、人とのふれあいを欲しがることがあります。
テレビを見ながら、あれ取ってこれ取ってとか、あれ食べたいこれ食べたいと言ってみたり、親にべたべたしてきたり。
そんな時、親のあなたはどんな対応をしますか?
「そのくらい自分でできるでしょ!」
「親は召使じゃありません」
「あんたいくつになったの、恥かしい!」
そんな風に拒否していませんか。
子供を甘やかしたらダメになると思っていませんか?
甘やかすというのは子供の言いなりになることではありません。
子供が甘えたがっている時に親が喜んで子供の望みをかなえてあげることで、子供が自分ここにいていいんだと感じることができるようになります。
子供がやってほしいといってないことを、親が勝手に、子供を喜ばせようとしたり子供のためになると思ってやってあげるということではありません。
子供の気持ちに共感し、子供が望んでいるならできる範囲のことはやってあげましょう。
人生の中で子供と過ごせる時間は限られています。
親が「これは良いこと」「これは良くないこと」と自分の価値観でジャッジせず、子供がしてほしいことをしてあげる、子供がしてほしいと望んでないことはやらない、ということが大事です。
「甘やかしてはいけない」ということにとらわれすぎると、子供の気持ちを否定することにもなりかねません。
頭ごなしに否定せず、まず子供の言葉を受けとめて、できることであればしてあげましょう。