こんにちは、不登校カウンセリングセンターの神谷今日子です。
あなたは、不登校の子どもに、どのように接しているでしょうか?
学校は行かなくてはいけないところだから、無理矢理でも連れ出すように、厳しく接しています。
学校に行くのが辛そうだから、家で何でもしてあげて、優しく接しています。
色々な意見があるかもしれませんね。
ここで一番大切なのは、厳しさと優しさのバランスです。
優しくしていれば良いと思われる親御さんも多いですが、ただ何でもしてあげる(例えば、ご飯を部屋まで持って行ってあげる・ゲームなどはいつでもやらせてあげる等)だけでは、ストレスに対応する力が落ち、不登校解決が難しくなることがあります。
一方で、厳しくすれば、不登校が解決するわけでもありません。
不登校になるのにも原因がありますので、それを解決せずに無理矢理行かせるのは、やはり苦痛が大きくなり、不登校解決は難しくなります。
じゃあ、どうしたらいいの?と思うかもしれませんね。
ここで大事なのが、先ほども言った、厳しさと優しさのバランスなのです。
物理的な面では厳しくしていくことが大切です。
例えば、学校に行くのと同じリズムで早寝早起きをさせる・家で活動をさせる、などです。
こういった物理的な面で厳しくすることで、ストレスに対応する力が鍛えられます。
一方で、精神的な面では、優しくしていくことが大切なのです。
例えば、「何かができてもできなくても、あなたを愛しているよ」と、ありのままの子どもを受容していくのです。
こうすることで、子どもは安心を感じることができ、学校や他の場所でも安定した心を保ちやすくなっていきます。
このように、物理的な面では厳しく、精神的な面では優しくというバランスが大切なのですね。
ただ、親御さんだけで、いきなり、すべてをこのようにやっていくのは難しいかもしれません。
子どもの状態によっては、これはやらない方がいいこともあります。
そんな時は、ぜひ、カウンセラーに相談してみてください。
多くの不登校カウンセラーは、検査をおこない、その子の状態を確認しながら、適切な声掛け・行動を指示していくことができます。
ということで、今回は、不登校解決のための厳しさと優しさについてお伝えしました。
少しでもご参考になれば幸いです。