不登校カウンセリングセンターの青芝夏樹です。
不登校の6段階の3番目である「本格期(葛藤期)」は、
学校に行きたいけど行けないという気持ちの葛藤がある時期です。
行かないといけない、けど行きたくない。相反する2つの気持ちがあります。だから葛藤が起きるのです。
本格期は葛藤があるので、手を引っ張って学校に連れていくのが出来ない時期になります。
子どもがさぼっていると親御さんが感じてしまうと、行きなさいとプレッシャーを与えてしまうので、だから悪化してしまいます。
この時期に一番しんどいのは誰ですか?
「本人」なのです。
でも、親もしんどいのです。このままずっと不登校になって引きこもりになってしまうのではないか。
なぜ、不安になったりしんどいのかというと、「親の思い通り」になっていないことが影響しています。
「親の思い」とは、元気に学校へ行って卒業して、就職して、結婚してしあわせになってほしいということです。
そうなってもらうためには、学校へ行ってもらわないと困るのです。
ですので、学校へ行ってもらうために、この時期に一番やってはいけない登校刺激をしてしまうのですね。
では、この時期にすべきことはなんでしょうか?
「わかってあげる」ことなのです。
親が本人の苦しさをわかってあげる。このことが非常に大切になります。
この時にかける言葉は、
「困ったことがあったらいつでも言ってね。相談にのるからね。いつでもあなたの味方だからね。」と言ってあげましょう。
いつも、この気持ちで接していると、安定期には行かず、登校刺激期になっていくでしょう。