心理士のブログ

不登校の子への対応、それは本当に優しさなの?

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この子は傷ついているのだから、優しく接し続ければいいのよ。きっと・・・

こんにちは、不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。

最近、目覚めても外が暗いと感じるようになりました。
季節は移り変わっていきますね。

季節が移り変わるように、時が流れていくように、全てのことは移り変わっていきます。
常に同じ、ということはありません。

当たり前に学校に行っていたお子さんが、学校に行けなくなったのもその一つです。
当たり前と思っていたことが、お子さん自身も、親御さんにとっても予想外に大きく変わったことですよね。

何事も移り変わるのです。
ずっとそのままということはありません。

ということは、不登校のお子さんも、今のままではない、ということです。

今のままではない、ということを聞いて、どんなことを思いましたか?

それは、学校に行けるようになる!ということですね。と思いますよね。

そうなのです、何かしらの行動を起こせば、お子さんの辛さを和らげることができます。
辛さが和らいでいけば、動きたいと感じることができるようになります。

ただ、何も行動をしなければ、月日が流れていくので、
・お子さんの年齢が変わる
・お子さんのわがままが増す

というように、親御さんが思い描いていることとは、違う方向に変わっていくのです。

気が付けば、不登校のお子さんのご機嫌を伺ってばかりいる という状況になっていませんか?

気持ちがスッキリするのならと、SNS、ゲーム、テレビ、なんでも好きなだけやれる状況にしていませんか?

親御さん自身で考えてみてください。
今のお仕事が週休2日制だとします。週5日働いています。

給料そのままで、今日から1カ月間、週2日働いて、週休5日でいいよ。と言われたらとても嬉しいですよね。

1か月後、週5日働いて、週休2日の生活に戻る時、親御さんの気持ちはどんな気持ちになっているでしょうか?
身体は、週5日働くことについていけるでしょうか?

1カ月前は当たり前にやれていて週5日働いて、週休2日の生活が、苦痛で仕方なくなりますよね。

親御さんの対応によって、お子さんはどんどんやれたことがやれなくなっていくのです。

やれなくなってしまったことを、やれるようにしようとしたときに、お子さんは抵抗をします。
今まで自由にやれていたことに、制限をつけるとお子さんは怒ります。

この抵抗を、どんと構えて受け入れる強さと優しさが親御さんには必要になります。

抵抗されることで、無理をさせている。
可哀想だから、今まで通りに好きなようにさせてあげよう。ということが、本当の優しさでしょうか?

例えは悪いかもしれませんが、あえて大げさに書きますね。

お子さんが、薬を毎日飲まないと命にかかわる状態になる。と言われているとします。

お子さんが、そんな苦い薬飲めない、と抵抗します。
親御さんは、わかったよ、好きにしていいよ。と言いますか?言いませんよね。

お子さんの希望通りにすることだけが、優しさではありません。

現実を伝えること、お子さんからするとイヤなこと、厳しいと感じることも話す必要があります。

それができるのは、親御さんなのです。

お子さんが嫌がるだろうなと感じることを伝える時は、話の前後でしっかりと親御さんがお子さんのことを愛していることを伝えていきましょう。

お子さんが嫌がるだろうなと感じることを伝える時も、お子さんのことを愛しているという気持ちを言葉に乗せて伝えましょう。

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