心理カウンセラーのブログ

不登校解決のために一時的に荒れることを恐れない ~荒れる・感情的になるのは交渉手段~

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こんんちは!
不登校カウンセリングセンターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。

子育て中のあなたは、子どもの不登校の状態のときに、
不登校になる前はできていたことができなくなっていたり、
不登校になる前よりも子どもがわがままになったなと感じることはありませんか?

それは子どもが学校に行かないようになって、
学校に行けば受けるストレスにさらされることがなくなったので、
ストレスに耐える力が弱くなってしまったからなのです。

学校に行けば様々なストレスがありますよね。
嫌いな勉強の授業を受けなければならないこともあったり、友だちに無視されることもあったり、先生に注意を受けることもあったり、グループに入れないこともあったり、と様々な嫌なことも起こります。学校というものは楽しいこともありますが、楽しいことばかりではなく嫌なこともあるものです。

不登校で学校に行っていないことによってストレスにさらされることがなくなった分、ストレスに弱くなってしまうのです。
ストレスというものは抜きすぎるとストレスに耐える力が弱くなってしまうものなのです。

不登校の状態のほとんどの子どもがストレスに弱くなっています。
なので、わがままになっているように見えます。今までできていたはずのことができなくなっているということが起こるのです。

つまりストレス耐性が弱くなってしまっているので、不登校を解決する過程で家にいる間も学校に行っているストレスにはかないませんが、学校にいる間と同等のストレスがあるように過ごしていくようにします。

不登校の6段階の登校刺激期(リハビリ期)はストレス耐性を高めて学校のストレスに耐えられるようにしていくため、家で学校に行くのに代わるストレスを与えていくようにするのです。

例えば、
①娯楽を禁止する
②勉強をさせる
③遊びに行かせることを禁止する
④家の手伝いをさせる
⑤スマホの禁止
⑥ネットの禁止
といったものです。どのようにしていくかは子どもの状況によって異なるので、カウンセラーに相談してくださいね。

ここで大切なことは、
①1度決めたことは変更しない
②確実に実行する
③子どもより先に折れない
ということです。ここを徹底してやることによって、ストレス耐性が高まって、わがままになった状態を改善することができます。

ここは親であるあなたが不登校を解決するために一番頑張らなけれないけないところです。
実施するときに一時的に子どもが荒れることを恐れないようにしてくださいね。

荒れることは交渉手段なのです。子どもが荒れたからと言って、親が実施するのを緩めたりあきらめたりするようなことがあれば、つぎはより荒れて強い手段に出るようになってくるのです。

今制限するのは本当に必要なのだろうか?と思う親御さんもいらっさhるかもしれません。

でも、お子さんの長い人生を考えたときに、今不登校を解決していくのか、
不登校解決を先延ばしにしてお子さんの選択肢を狭めていくことになってもいいのか、
よく考えていただければと思います。

親であるあなたもお子さんも幸せに生きていく未来のために今できることをしていきましょう。

あなたの幸せな子育てを応援しています。

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