こんにちは、
不登校カウンセリングセンターの真鍋良得(まなべりょうえ)です。
「宿題やるのめんどくさい」
「歯磨きするのめんどくさい」
「友だちと会うのめんどくさい」
「学校行くのめんどくさい」
不登校の子どもから「めんどくさい」という言葉を聞くことがあります。
子どもが「めんどくさい」と言った時、親のあなたはどのように感じ、どのような言葉をかけますか?
「めんどくさくても宿題をやるのは自分のためだからね」
「めんどくさくても歯磨きしないと虫歯になるよ」
「学校なんて歩いてすぐなんだから、めんどくさいわけないでしょ」
こんな言葉をかけてはいませんか?
「めんどくさい」という言葉を使うのは、何かをすることがわずらわしい、ということではなく、それを避けたい自分の気持をどう表現して良いかわからずに「めんどくさい」という言葉でもやもやした気持ちを表しているのです。
「めんどくさい」という表現の裏にあるのは「自信のなさ」です。
宿題をしても、歯磨きをしても、結局は親の期待に応えられない、先生の期待に応えられない、ダメな自分が何をやっても結局ダメなんだ、そんな思いが心の中にあるのです。
「宿題をやるのがめんどくさいんだ。どんな風にめんどくさいの?やる気が出ない感じなの?」
そんな風に聴いてあげて、宿題をやらそう、歯を磨くようにさせよう、といった行動を求めることは一旦横に置いといて、子どもが今どんな気持ちでいるのか、どんな自信のなさや不安を抱えているのか、その気持ちに焦点を当てて共感的な対応をしてみましょう。
そうすれば、子どもは自分で自分の気持に気づき、親に対しても安心感を感じ、自信をつけていくようになります。