こんにちは!
不登校カウンセリングセンターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
子育て中のあなたは、
わが子が自分に自信がなさそうだったり、学校に行きしぶっていたり、不登校の傾向が見られたりするときに、
わが子の自己肯定感があまり高くないのでは・・・?と気になることはありませんか?
- 自己肯定感があるといいということはわかるけど、どのようにしたら子どもの自己肯定感が育つのだろう?
- 自己肯定感ってそもそも何?
と気になる方は、ぜひ今回の記事を読んでくださいね。
お子さんが今、不登校だったり、学校に行きしぶっていたりしている状態ということは、
こころが風邪をひいているようなもの。
自分を認めることができなかったり、自分に自信を持つことがあまりできていなかったりと、こころがつらくなっている状態の可能性があります。
【自己肯定感】とは、自分を肯定できる感覚のこと。
自分には欠点や短所・コンプレックスなどがあるけれども、それでも自分には価値があると自分を肯定できている状態のことを自己肯定感といいます。
この自己肯定感を持てるようになるためには、まずは自分の欠点や短所・コンプレックスなど、ネガティブな部分を受け入れている必要があります。
この、自分の欠点や短所・コンプレックスなど、ネガティブな部分を受け入れられている状態を自己受容感といいます。
子どもが自己受容感を持つための親の関わり方として
一番大切なことは、
『無条件の愛を表現すること』
です。
ありのままの子どもを受け入れてあげてください。
『どんなことがあってもママはあなたの味方だからね』
『あなたを嫌いになることは決してないからね』
『生まれてきてくれてありがとう』
と、無条件の愛の言葉を惜しみなくお子さんに欠けてあげることです。
スキンシップをすることもとても大切です。年齢に合う方法でやりましょう。
子育て中のあなたは、
子どもに条件をつけていませんか?
子どもにレッテルを貼り続けていませんか?
「ちゃんと勉強しないといけないよ」
「友だちと仲よくしないとね」
「親のいうことは聞かないとダメだよ」
「1番を目指しなさい!」
「自分の部屋をきれいにしてね」
「ちゃんと返事しないとダメだよ」
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などというのは全て条件になります。
子どもは、その条件をクリアしないと親に認められない、親に愛されないと感じてしまうと、
親の望むいい子になろうとしていきます。
そのようなことでは、子どもは自分に自信を持つことができません。
自分の気持ちよりも親の気持ちを優先してしまうことになっていきます。
なので、自分で本当の自分の気持ちがわからなくなっていきます。
子どもの愛着形成にとって大事な時期は乳幼少期ですが、その時期を過ぎてもできることはあります。
もちろん、完璧な親というのもいませんし、子どもがどう受け取るか、ということもあるので、これをしたら良いという完璧な答えがあるものではないですよね。
子育てをしていると「ダメ」と子どもに言わなければいけないこともありますね。
「ダメ」ということがあってもいいですが、
その前提に、出来ないことがあっても、親は子どもを愛しているということをわかっている、つまり親子の信頼関係を築いておかなくてはいけません。
子どもの人格形成の土台となる自己肯定感の育ち方は、乳幼児期に親がどんなかかわり方をしたかで変わってきます。
「あ〜、あれを子どもに言ってしまったのは失敗だったかも」
ということもあるでしょう。
そんなときは、親であるあなたが完璧な親を目指していないか確認してみて下さい。
子どもも親も不完全な状態なのが当たり前ですよね。
親自身も「いいときもわるいときもあるよね」とどんな自分のことを受け入れることができれば、
子どもについても今までよりも受け入れることができるようになっていきますよ。
子どもが自分自身のことを受容できるようになっていくためには、親自身も自分のことを受容していくことが必要なんです。
そのことが、子どもの自己肯定感を育てていく一歩につながります。
少しずつ前に進んでいきましょう。
あなたの幸せな子育てを応援しています。