心理カウンセラーのブログ

親の気持ちを子どもに伝える時 伝わるアイメッセージの組み立て方

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こんにちは!
不登校カウンセリングセンターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。

子育て中のあなたは、毎日子どもにこのようなことを言っていませんか?


「家に帰ってきたらすぐにプリント出しなさい!」
「約束守らないんだったら、ゲームはなしだよ!」
「どうして当たり前のことができないの?」

といったことです。

じつは、この言い方、主語が「あなた」になっています。


「(あなたは)家に帰ってきたらすぐにプリント出しなさい!」
「(あなたが)約束守らないんだったら、ゲームはなしだよ!」
「(あなたは)どうして当たり前のことができないの?」

これはあなたメッセージといって、子どもは自分が責められていると感じてしまうのです。

では、どのように伝えると親の思いが子どもに伝わるのでしょうか?

子どもが耳を傾けやすくなる伝え方

親が感じていることを伝えていきましょう。

子どもを責めることなく親の思いを伝えていく方法としてわたしメッセージ(アイメッセージ)という言い方があります。

アイメッセージの作り方


①親が困っている子どもの具体的な言動について事実を話す(ただ述べるだけで、決して責めない)
  
②①の子どもの行動によって、親が受ける影響を具体的に話す
  
③②の親が受ける影響によって、親が感じる感情を正直に伝える

この3つを組み合わせることで、親が何を考え、何を感じているかを子どもに効果的に伝えることができます。

たとえば、子どもが三者面談のプリントを出さないときに、

「①あなたが三者面談のプリントを出してくれないと、②ママは職場に仕事の休みをいつ出したらいいのかわらなくて③困るよ」

というようなアイメッセージになります。

日本には「以心伝心」という言葉があるように、たとえ言葉で表さなくても、気持ちは伝わるものだとつい思ってしまうところがあります。親子関係はそのような要素が強いです。

でも、本当の気持ちを正しく伝えるには、言葉で伝えることが最も効果があることなのです。

最初慣れないうちは難しく感じることもあるでしょう。

でも、親であるあなたがコミュニケーションを変えていくことで、親子関係は変わっていきますよ。

あなたの幸せになる子育てを応援しています。

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