心理カウンセラーのブログ

要注意、休み明けの不登校

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こんにちは、不登校カウンセリングセンターの西浦まゆみです。

休み明けは不登校になりやすいと言われます。

これは、長期の休みで生活のリズムが崩れているためです。

長期休みの時には不規則な生活になりやすいものですよね。

特に冬休みにはお正月があり、カウントダウンなど新年を祝ったりすることで
寝る時間が遅くなり、朝起きれなくなります。

そして、不規則な生活になっていきます。

冬休みが終わり、学校が始まっても、不規則な生活をしていたので、
朝起きるのが辛くなったり、昼間に睡魔に襲われたり、体がだるかったりします。

その為、学校に行っても生活リズムが崩れた影響で体がきついです。

また、次の学年に行く締め括りの学期のため、
勉強も進んでいて、自分の学力がわかるようになっているために、
勉強についていけない感を持ちやすくなっています。

冬の寒さと日照時間が短いために、気持ちもネガティブ気味になりやすいです。

そのために、休み明け直後や少し時間が経ってから
「学校に行きたくない」と不登校になりやすいのです。

考えてもみてください。

私たち親でも、休み明け、
特に今の季節(寒い季節)は朝起きるのも辛い時がありますよね。

できれば「仕事に行きたくない」と思う時がありませんか?

それと同じようにわが子も「学校に行きたくない」と思いがちです。

ただ、「学校に行きたくない」と思うだけの子どもと
「学校に行きたくない、行けない」と
体の不調や心の不調の為に不登校になる子どもに別れます。

この時期の不登校の予防のためには2つのことが大切です。

1、体のリズムを整えること
2、心の安定を図ること です。

1、体のリズムを整えるとは、生活リズムを整えることです。
早寝早起きをして学校のリズムを作ることですね。

子どもの時の睡眠時間は大切です。
特に22時から2時までの睡眠は成長ホルモンの分泌の意味でも大切です。

なので、早寝早起きの睡眠時間を確保することですね。

そして、休日も同じように早寝早起きをすることです。

休日だからといって、遅くに寝たり、昼過ぎに起きるようにはしないことですね。

生活リズムがつくまでは同じリズムで生活をしないと、
体の調子は整っていきません。

特に冬の季節はインフルエンザなどにかかりやすく、体調を崩しやすいので
注意が必要です。

2、心の安定を図るとは、わが子が負の感情を吐き出せるように話を聞くことです。

わが子が「学校に行きたくない」と話をしてきて
「そんなことを言わない、言ったら行けないよ」
「学校は行かないといけないのよ」と
否定的に話をするとわが子は親のあなたに何も話せなくなります。

わが子は自分はきついのに親は何もわかってくれないと思って
わが子は話をしなくなっていきます。

なので、わが子が「学校に行きたくない」と話をしてきたら、
まずは受け止めた話し方をすることが大切です。

「学校に行きたくないのね」
「お母さんも仕事に行きたくないと思うことがあるよ」と共感をして
「でもね、仕事には行きたくないけれども、行かないといけないから行くのよ」と
わが子だけが行きたくないわけではないことを話すことですね。

親のあなたが受けとめた話し方をすると、わが子は話しやすくなります。

そして、自分のことを気にしてくれているという安心感も持ちます。

試してくださいね。

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