不登校カウンセリングセンターの青芝夏樹です。
不登校の子供は自信を失くしています。
学校に行けない自分はダメなんだ。
こんな自分は生きていても意味がない。
死んでしまいたい。
どんどん、ネガティブになって悪いことを考えてしまいます。
人間の基本欲求
わかってほしい。
認めてほしい。
愛してほしい。
これが満たされると自信が出てきます。
では、どうすればよいのでしょうか?
わかってほしい
親にできることは、親の価値観を押し付けるのではなく、子供の価値観をわかってあげることです。
子供の話を聞いて、否定するのではなく、そう思っていることをわかってあげるのです。
どうしても、親は子供の考え方が間違っているから、考え方を変えてあげないとと思って、自分の考え方を押し付けようとします。自分の考え方が正しいと思っているからです。
あなたは、他人からあなたの考え方は間違っているから変えなさいと言われて変えますか?
おそらく変えないでしょう。あなたの子供の一緒です。ですので、自分の考えを押し付けるのではなく、わかってあげてください。
子供が「死にたい」と言ったら、「死にたいほどつらいんだね」などです。
認めてほしい
一番良いのは、人の役に立ってお礼を言われることです。
親にできることは、子供ができる簡単なことでよいので、何かお手伝いをしてもらってお礼を言うのです。家族の役に立ち、お礼を言われる経験をすることで自信がついてきます。
本当は、外の快適な居場所で人の役に立つことが一番です。フリースクールで人の役に立つことをする、適応指導教室で人の役に立つことをする、どこか出かけたときに、人の役に立つことをする。
人の役に立つことで存在意義が認められ、自信をつけることができるのです。
愛してほしい
「こうなったら愛してあげる」という条件付きの愛ではなく、「いてくれるだけでうれしい」という無条件の愛です。「学校に行ってくれたらいいのに」「ゲームばっかりして、少しは勉強しなさいよ」「好きな時に寝て、好きな時に起きて好きなことばっかりして、将来どうなると思っているの」など、親の思い通りにならないと愛さない。親の思う良い子にならないと愛さない。このように考えていると、それが子供に伝わり、子供は自信をなくしてしまいます。「ダメな自分でも愛してくれるんだ。」ということが子供がわかれば、自信がつくでしょう。
まとめ
自信を付けるには、人の基本的欲求「わかってほしい。認めてほしい。愛してほしい」を満たしてあげる。
「わかってほしい」は、子供価値観をわかってあげる。
「認めてほしい」は、人の役に立つで存在意義が認められる。
「愛してほしい」は、無条件の愛で満たしてあげる。