
子どもを責める質問より、未来をひらく質問を
不登校の子に“届く”関わり方のヒント
こんにちは、
不登校カウンセリングセンターの真鍋良得です。
不登校の子どもと向き合うとき、
「どう声をかければいいのか…」
「何を質問すればいいのか…」
悩む親御さんは多いのではないでしょうか。
特に、学校に行けない日が続いていると、
心配から“つい言い過ぎてしまう”こともありますよね。
でも、質問の仕方ひとつで、子どもは大きく変わります。
今日は、親子の関係がふっと楽になる“質問のコツ”をお伝えします。
よくある「疑問をぶつける質問」が子どもを追い詰めることも
私たちが普段よく使う質問は、
たとえばこんなものではないでしょうか。
- 「昨日どこ行ってたの?」
- 「なんでそんなに遅くまで起きてたの?」
- 「なんで宿題やらなかったの?」
これらはすべて、
親が抱えている疑問を解消するための質問です。
しかし、子どもにとっては
「責められている」
「正しい答えを言わなきゃいけない」
と感じることが多く、心が閉じてしまいます。
特に不登校の子どもは、
すでに自己肯定感が下がりやすく、
「どうせ自分はダメだ」と思い込みやすい時期。
そこに“責める質問”が重なると、さらに苦しくなります。
子どもの思考を未来に向ける「良い質問」とは?
子どもの成長を促す質問には、共通点があります。
それは
「過去を責めるWhy」ではなく
「未来をつくるHow」
を使うこと。
たとえば、
✕「なんで宿題やらなかったの?」
→ 言い訳を考えるだけ。成長につながらない。
〇「どうしたら宿題を忘れずにできそうかな?」
→ 子どもが“自分の頭で考える”ようになる。
この違いはとても大きいです。
「どうしたら?」と聞かれると、
子どもは自然と未来の行動をイメージします。
自分で考えた方法だからこそ、行動にもつながりやすい。
不登校の子に“効く”声かけのポイント
ここからは、あなたが今日から使える
子どもの心が軽くなる声かけを紹介します。
① 子どもの「今」を否定しない
「どうして起きられないの?」より
「今日はどう過ごしたい?」と聞くほうが、安心につながります。
② 解決よりも「安心」を先に
不登校の子どもは、頭より“心”が疲れていることが多いです。
急いで正そうとせず、まずは心を回復させることが大切。
③ 小さな選択を子どもに任せる
「何時に起きたい?」
「どっちのほうがラク?」
など、自分で決める経験を増やすと、自信が戻ってきます。
④ 質問は短く・やさしく・未来へ
「どうしたい?」
「どうすればよさそう?」
「次はどうしてみる?」
未来や希望を感じる言葉が、子どもを動かします。
子どもが答えられないときはどうする?
うまく答えられない時もあります。
その時は焦らなくて大丈夫。
おすすめは、
選択肢がある質問
「ゆっくり休むのと、少しだけ散歩するの、どっちが楽?」
「先にごはんとお風呂、やりやすいのはどっち?」
選択肢があると、考えやすくなります。
親の質問は子どもへの“メッセージ”
質問の質が変わると、
子どもは「責められている」から
「信頼されている」に変わります。
実は、質問とは
“あなたならできると私は信じているよ”
というメッセージそのもの。
親が変わると、子どもは少しずつ前を向けるようになります。
最後に:今日から「どうしたら?」を一つだけ使ってみよう
いきなり完璧にやろうとしなくて大丈夫です。
まずは今日、
たった一回でいいので
「なんで?」を「どうしたら?」に置き換えてみてください。
それだけで、親子の空気はやわらぎ、
子どもの未来へ向かう力が育っていきます。
子どもの心に寄り添う気持ちが、
子どもの未来を明るくします。
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