担任の先生が怖いから、学校に行きたくない。
こんにちは、不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。
２学期が終わろうとしているこの時期。
不登校のお子さんの親御さんは、
・２学期に学校にいくのは諦めよう
・終業式には行ってほしいな
・３学期には行ってほしいな
と、いう気持ちが、頭をよぎることもあるのではないでしょうか。
特に、不登校のお子さんが、学校に行くことができない原因に「担任の先生がイヤだ」と上げている場合です。
担任の先生がイヤなら、どうしようもないじゃない。と思ってしまいますよね。
不登校の親御さんは、お子さんのことを何とかしたいと思っています。
なので、インターネットを駆使して、色々なことをたくさん勉強されている方が多いです。
中には、学生依頼、こんなに勉強したのは久しぶりです。
もしかしたら、学生の時よりも勉強しているかもしれません。
と、言われる親御さんもいらっしゃいます。
だからこそ、ご存知の親御さんも多いと思いますが、ここであえて質問しますね。
お子さんが不登校になっているのは、本当に、担任の先生が原因なのでしょうか？
ここで、勘違いしないでください。
お子さんが嘘をついていると言っているわけではありません。
実際に
・本当に怖がっている
・学年主任と会うときは学校に行けるのに、担任だと震えてダメ
・担任の先生の名前を言うだけで嫌がる
ということがあります。
不登校のお子さんの視点だと、担任の先生は、
・怖い
・嫌い
と映っています。なので、学校に行けないのです。
では、学校に行っているクラスのお子さんの視点だとどうでしょうか。
・なんとも思わない
・平気
・面白いよ
・楽しい先生だよ
・ちょと声が大きい
というように、映っていたりします。
親御さんの視点からはどうでしょうか。
親御さんが、不登校のお子さん同様に、この担任はダメ、イヤだ、と思っていれば、
・担任のせいでうちの子は、こんなに苦しんでいる
という思いが強くなり、嫌悪感いっぱいで担任の先生をみることになります。
親御さんが、不登校のお子さんはこんなんい嫌がっているけれど、不登校のお子さんのことをこんなに心配してくれている。相談にのってくれている。と感じていれば
・うちの子は、どうして担任の先生がそんなにイヤなんだろう
と思いますよね。
人の視点によって、担任の先生の見え方が変わってくるのです。
なぜ、見え方が変わってくるのでしょうか。
見え方が変わってくるのは、人がそれぞれが持っている、観念（主観的価値観）の違いなのです。
不登校のお子さんが、大きな音や声が嫌いであれば、大きな声の担任の先生は怖いとなります。
不登校のお子さんが、背の高い人を怖いと思っていれば、背の高い担任の先生は怖いとなります。
つまり、不登校のお子さんの観念（主観的価値観）が刺激され、嫌なを思いを感じることが多ければ多いほど、学校に行きたくないとなります。
または、不登校のお子さんの観念（主観的価値観）を強く刺激されて嫌なを思いをすれば、強く感じただけ、学校に行きたくないとなります。
このように考えてくると、担任の先生は、不登校のきっかけにはなったかもしれませんが、原因ではないとうことになります。
原因はお子さんが持っている観念（主観的価値観）になるのです。
担任の先生が嫌だから学校に行きたくない、と言っているお子さんから、担任の先生の何が嫌なのか、具体的に聞いてみてください。
そこに、お子さんの観念が隠れていますよ。
この観念を見つけて、緩めていくことで、不登校のお子さんは学校に行くことが出来るようになります。
親御さんは、４月の新学期になれば、担任の先生が変わる。担任の先生が変われば、お子さんは学校に行けるようになると、考えていませんか？
担任の先生が変わっても、担任の先生が転任しない限り、同じ学校にはいます。
４月になったとき、不登校のお子さんは、あの先生が学校にいるから行きたくない、と言いだすかもしれません。
お子さんの長い人生を考えてください。
担任の先生に似た人に、出会うことはありますよね。
そのたびに、あの人が嫌だから。あの時の担任の先生に似ているからと、学校や仕事に行かないという選択をするようにはなって欲しくないですよね。
今のうちに、お子さんの観念を緩めていきましょう。
お子さんだけではなく、親御さんの観念も見つけて、緩めていきましょうね。
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