
こんにちは、
不登校カウンセリングセンターの真鍋良得です。
〜「どうしたらいいかわからない…」という親御さんへ〜
「学校に行きたくない」と言うわが子を前に、
「何があったの?」と問いかけても、
うつむいたままの子どもに、どう接していいのか分からない…。
そんな不安や焦りを感じていませんか?
不登校の悩みは、とてもデリケートで、親子だけで抱え込んでしまいがちです。
そんなときに役立つのが、カウンセリングという選択肢です。
今回は、不登校の克服に向けて「カウンセリングをどう活用するか」を、わかりやすくご紹介します。
■ なぜ、カウンセリングが役立つのか?
不登校の背景には、いじめや学業不振、HSPや発達特性など、さまざまな理由が隠れていることがあります。
でも、子ども自身がその理由をうまく言葉にできないことも多いのです。
カウンセリングでは、安心できる場所で、子どもが少しずつ自分の気持ちを整理できるようにサポートします。
また、必要に応じて、FDT(親子関係検査)や発達に関する心理検査を受けることもできます。
検査によって、親子の関係性や子どもの認知の特徴、得意・不得意の傾向が明確になり、
「なぜ学校に行けないのか」「今どんなサポートが必要なのか」が、客観的に見えてくるようになります。
これにより、カウンセラーと一緒により具体的で適切な対応策を考えることができるのです。
そしてもうひとつ大切なのが、親の心のケアです。
親もまた、「自分のせいかも…」「どう支えたらいいんだろう」と悩み、孤立しがち。
カウンセラーは、そんな親御さんの気持ちにも寄り添い、一緒に考えるパートナーとなってくれます。
■ カウンセリングでできること
● 親へのサポート
- 子どもへの声のかけ方や関わり方のアドバイス
- 親自身の不安や焦り、罪悪感へのフォロー
- 家庭内のコミュニケーション改善
- FDTなどの検査結果を踏まえた対応策の提案
● 子どもへのサポート
- 安心して気持ちを話せる場所の提供
- 自己肯定感の回復をサポート
- 発達の特性を理解した関わり方
- 徐々に外の世界とつながる力を育てる
「学校に戻る」だけがゴールではなく、自分らしく生きていく力を育てることを大切にしています。
■ どんなタイミングで相談すればいい?
「まだ本格的な不登校じゃないから…」と思わず、
子どもに不安や違和感を感じたときが、相談のタイミングです。
- 朝、学校に行こうとするとお腹が痛くなる
- 「疲れた」「行きたくない」が増えた
- 親がどう対応していいかわからない
そんな小さなサインを感じたときに、早めに専門家に相談することが、不登校を長期化させないコツでもあります。
早期に検査を受けることで、適切なアプローチが見つかりやすくなることもあります。
■ まとめ:親子だけで抱え込まなくて大丈夫
不登校は、「親のせい」「子どものわがまま」ではありません。
誰にでも起こりうることであり、大切なのはどう向き合っていくかです。
カウンセリングは、親子にとって“心の整理をする場所”。
必要に応じた検査や専門的な視点を通じて、「今の状態を知り、これからどうすればいいか」を一緒に考えていくことができます。
もし今、「どうしたらいいかわからない…」と思っているなら、
ひとりで悩まず、専門家の力を借りてみてください。
そこから、親子にとっての新しい一歩が始まります。