
待っているだけではエネルギーはたまらない。
こんにちは、不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。
GW(ゴールデンウィーク)も後半に入りました。
不登校のお子さんは、元気に過ごしていますか?
親御さんもGWを楽しんでいますか?
お子さんの笑顔が、親御さんの心にエネルギーをくれますね。
親御さんの笑顔が、お子さんの心にエネルギーをくれます。
GWの後半になってくると、親御さんの心にはGW明けに学校に行けるかな、という不安がよぎりますよね。
お子さんの心の中にも、学校に行きたいけど行けるかな、という不安がよぎります。
不安がよぎると、学校の話は一切しない。とか、学校の話をしていこうかな。と思ったり、心が揺れ動きますよね。
不登校の克服に必要なことは、細かく上げればいくつも出てきます。
一番は、心の不安を取り除き、心にエネルギーを入れていくことです。
不登校のお子さんは、エネルギー不足になってしまったことで、学校に行きたくても行くことができないのです。
自分を守るためには、学校に行かない、というのが一番ベストな状態だと選択したのです。
お子さんの心にエネルギーを入れていくことができるのは、親御さんです。
学校生活、社会にでてからも、私たちは誰かと比較されてきました。
そのため、どうしても誰かとお子さんを比較してしまうところがあると思います。
比較して、お子さんにこうして欲しい、こうなって欲しい、という気持ちが湧いてきます。
すると、これがダメ、あれがダメ、こうしなさい、ああしなさい、という言葉が出てきますよね。
ここで親御さんに質問です。
親御さんがパートナーから、これがダメ、あれがダメ、こうしなさい、ああしなさい、と言われたとしたら、どんな気持ちになりますか?
親御さんが子どもだった頃を思い出してください。
親から、これがダメ、あれがダメ、こうしなさい、ああしなさい、と言われた時、どんな気持ちになりましたか?
・分かってる
・うるさいな
・放っておいて
と、怒りの感情が湧いてきましたよね。
気が付いていないかもしれませんが、怒りの感情とともに、多くの人は自分を責めてしまいます。
自分を責めることが続けは、自分を否定していくようになります。
・自分はダメな人間なんだ
・自分は価値がない
自分を否定していくということは、自分から自信を奪っていくことになるのです。
自分に自信がなくなれば、心にエネルギーはたまりません。
毎日を過ごすだけでエネルギーを消耗してしまうからです。
心にエネルギーをためていくには、
・今のままの自分が愛されている
・自分には価値がある
・自分はここに居ていいんだ
と思えるようにしていくことです。
そのために、
・誰かと比較すること
・ダメ出しをすること
・たくさんの指示をしないこと
です。
では、何をすればいいの?と思いますよね。
それは、お子さんができていることを、お子さん自身に気づかせてあげることです。
・〇時に自分で起きれたね
・〇〇をしてくれて助かったよ、ありがとう
・生まれてきてくれてありがとう
・小さいとき、あんなに歯磨き嫌がっていたのに、今は当たり前にできるね
などです。
誰かと比較していると、できていることよりもできていないことに目が向いて、できていないことをできるようにしようと思ってしまいます。
目を向けるところを変えていきましょう。
できていることを伝えていくのです。
親御さんがお子さんのことを愛していることを伝えていくのです。
できるのか不安と思う時は、ご自身が言われたら嬉しいと思うこと、元気がでることを伝えていきましょう。
親御さん自身も、ご自身を否定するのではなく、褒めていってくださいね。
そして、ホッとできる時間を取ってください。
1人が抱え込むことは、親御さん自身も辛くなっていきます。
いつでも、不登校カウンセリングセンターの心理カウンセラーが寄り添うことを、覚えておいてくださいね。